血管性認知症になりやすい人の特徴
血管性認知症は脳卒中によって起こるので、脳卒中のリスクが高い人は血管性認知症になりやすいといえます。高齢の人や、もともと認知機能が低下していた人はさらに注意が必要です。
生活習慣病
高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は脳卒中のリスクとなります。生活習慣病が重度であったり、複数の病気を合併していると脳卒中のリスクが高くなったり、脳卒中が重症となりやすいです。
生活習慣病を予防するためには、食生活は特に重要です。食べすぎ、塩分のとりすぎ、脂肪分のとりすぎに注意してください。
運動不足や肥満も生活習慣病のリスクとなるので、運動習慣を持つことや、適切な体重を維持することが大切です。
男性
厚生労働省の患者調査によると、脳卒中は70歳代までのすべての年代で男性が女性より多く発症していました。脳卒中のリスクが高い分、血管性認知症にも注意が必要です。
高齢者
脳卒中の重症度にもよりますが、高齢の人が脳卒中になると血管性認知症になりやすくなります。脳卒中がおこった後に回復しにくい、認知機能が若いころより低下していたということが影響しています。
血管性認知症の余命
血管性認知症の余命は5年程度といわれています。
血管性認知症は直接の死因にはなりにくいですが、脳卒中が再発することによって命にかかわることがあります。脳卒中の再発を予防することが重要です。
配信: Medical DOC