「血液検査の当日にやってはいけないこと」はご存知ですか?医師が解説!

「血液検査の当日にやってはいけないこと」はご存知ですか?医師が解説!

血液検査の前に避けるべきNG項目とは?Medical DOC監修医が採血を控えた前日&当日の食事やお酒・水分・運動などの注意点を解説します。

≫「血液検査」で何がわかる?検査でわかる病気や項目について医師が徹底解説!

※この記事はMedical DOCにて『「血液検査の前にやってはいけないこと」は何?前夜の食事・当日のNG行動も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
伊藤 陽子(医師)

浜松医科大学医学部卒業。腎臓・高血圧内科を専門とし、病院勤務を経て2019年中央林間さくら内科開業。相談しやすいクリニックを目指し、生活習慣病、腎臓病を中心に診療を行っている。医学博士、産業医、日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師。

血液検査前の当日にやってはいけないこととは?

血液検査当日に気を付けること

血液検査の当日は、直前に激しい運動はしないで、絶食で水もしくはお茶などのカロリーのない水分をとって検査を受けましょう。ただし、血液検査の項目によっては食事をとっても問題ない項目もありますので、病院に確認をしましょう。

血液検査当日の水分は何をどれくらい飲むとNG?

当日の水分に関しては、持病で水分制限などない時には1日1.5~2L程度の水分の摂取が良いでしょう。ただし、検査前に一気に水分をとると気分が悪くなることもあります。満腹になりすぎない程度としましょう。

血液検査当日の朝に食事をしてしまったらNG?

血液検査の前に食事を摂ると、血糖値や中性脂肪などの項目は高くなります。絶対に食事がNGではないですが、食事を摂っても良い検査項目なのかを病院に確認しましょう。項目によっては食事に影響されない項目もあります。

血液検査当日に喫煙をしてしまったらNG?

普段から喫煙をしている人では、当日の喫煙の有無が検査結果に大きく影響することはありません。喫煙をしたからと言って血液検査ができないということはありませんのでそのまま血液検査を受けましょう。

「血液検査の前にやってはいけないこと」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「血液検査の前にやってはいけないこと」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

前日の睡眠不足は血液検査に影響しますか?

伊藤 陽子(医師)

睡眠不足のみでは血液検査に影響することはありません。しかし、健康診断などでは体調を整えて臨む方か良いでしょう。

血液検査の朝は水を飲んでも大丈夫ですか?

伊藤 陽子(医師)

水分摂取は問題ありません。しかし、糖質や乳分が入っているジュースやコーヒーなどを摂取すると血液検査に影響するため、水もしくはカフェインのない麦茶などの摂取がお勧めです。

血液検査の前に食事をしてしまった場合検査は受けられませんか?

伊藤 陽子(医師)

血液検査の項目によります。食事をすることで、血糖値や中性脂肪は高い値が出てしまいます。しかし、食事摂取が関係ない項目もありますので病院へ問い合わせてみましょう。

血液検査前日の飲酒はNGでしょうか?

伊藤 陽子(医師)

血液検査前日の飲酒が絶対にいけないわけではありませんが、飲酒をすることで肝機能の異常、中性脂肪が上がる可能性があります。

健康診断の空腹時採血は血液検査の何時間前までなら食事可能ですか?

伊藤 陽子(医師)

健康診断で空腹を指示された場合には一般的に採血より10時間以上の絶食をするように言われています。10時間以上前に食事を食べ終わるようにしましょう。

採血・血液検査の前に煙草を吸っても良いですか?

伊藤 陽子(医師)

普段から喫煙している人では、血液検査の前の喫煙によって急激に検査結果が変わることはありません。しかし、健康のために禁煙をお勧めします。

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