国語の記述問題が苦手なら要チェック! 「文の結合」で話の筋が通った文章づくり

国語の記述問題が苦手なら要チェック! 「文の結合」で話の筋が通った文章づくり

子どもに【国語】を教えるって難しい……。そんな風にお悩み中の小学生保護者さんに、子どもの国語力アップに向けた勉強法をお届け!

作文が苦手なわが子、どうすればうまく書けるようになるの?

国語力アップのためには、自分の言いたいことを「表現する力」が欠かせません。

国語の学び方を基本のキから教えてくれると評判の『「雨が降ってきたので、カサをさした」が書ければ中学受験は突破できる!』(主婦と生活社)から、子どもの文章力を上げるためのヒントを全5回に分けてお届けします。

国語専門塾「内藤ゼミ」代表・内藤俊昭先生が教えてくださいます。

今回のテーマは「文の結合」。作文で「おもしろかった」「楽しかった」といった単純な文しか書けない……というお子さんも、このテクニックをマスターすれば自分の気持ちをもっと伝えられそうですね。

文と文をつないで話の筋を作る

一つの意味・内容を持った文を書くと10字から20字前後です。

急に激しい雨が降ってきた。

わたしはあわててカサをさした。

この「雨が降ってきた」ことと「カサをさした」という二つの事実を結びつけると、「雨が降ってきたために、カサをさしたのだ」という話の流れが生まれます。これを「話の筋」と呼びます。

二つの文をつなぐと、次のようになります。

急に激しい雨が降ってきたので、わたしはあわててカサをさした。

日本語の一つの文は平均すると30字から40字と言われています。

みなさんが書く作文も、国語の記述の答えも、元になるのはこの30字〜40字の「話の筋」を持つ文です。「話の筋」のよくあるパターンはこんな組み合わせです。

〜したので、〜だった。/〜したけれど、〜だ。

〜すると、〜だろう。/〜したし、〜した。

「話の筋」がある文には、メッセージを明確に伝える表現力が備わっています。

表現する力を身につけるために、文の結合を練習しましょう。

(※この記事の本文は、書籍『「雨が降ってきたので、カサをさした」が書ければ中学受験は突破できる!』からの抜粋です。本書内では基本・応用・発展問題へと続きます。)

中学受験ナビの連載『国語を得意にする5つのテクニック』の記事を、マイナビ子育て編集部が再編集のうえで掲載しています。元の記事はコチラ



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育児をしている共働き夫婦のためのメディア「マイナビ子育て」。「夫婦一緒に子育て」をコンセプトに、妊娠中から出産・産後・育休・保活・職場復帰、育児と仕事や家事の両立など、この時代ならではの不安や悩みに対して役立つ情報をお届けしています。
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