Z世代の7割は自称“陰キャ”
第一生命保険の100%子会社「第一スマート少額短期保険」が展開する保険ブランド「デジホ」が、Z世代を対象にした「世代別でみる新たなチャレンジに関する実態調査」を実施し、その結果を発表しました。調査は、2024年8月、全国の15~27歳の男女・合計500人を対象に、インターネット上で行われました。
陽キャと自称することがなぜ“リスク”なの!?
「自認する性格と、他人から見た性格」を聞いたところ、69.2%が自称する性格を「陰キャ(※陰気なキャラクター・性格の略)」と回答しました。自身を「陰キャ」と感じたシーンについては、「大人数の集まりで気疲れした時(77.5%)」、「人前で話す時(75.3%)」「大人数の前に立つ時(74.9%)」が上位にあがりました。
この“陰キャ”を自称する人のうち、他人からは「陽キャ(※陽気なキャラクター・性格の略)」と見られているが陰キャを自称する層(=ファッション陰キャ層)が10.8%ほど存在することも明らかになりました。
Z世代全体の31.6%が『陽キャとカテゴライズされる』ことに「抵抗がある」と判明しました。さらに、全体の半数に迫る49%が「自身を陽キャと明言することはリスク」と回答しました。
これらの結果から、Z世代は他人からの“安易な陽キャ認定”にリスクを感じており、自身の性格を周囲の評価以上に陰キャとする“ファッション陰キャ”層の存在など、全体的に陰キャでいることを好む傾向にあることが伺えました。調査を行った「デジホ」は、“陰キャ”を自称することで、Z世代は仕事、プライベートの両方でリスクを回避しているといいます。
全体を対象に、『陰キャを自称することで回避できるリスク』をシーン別(仕事・プライベート)にたずねたところ、両シーンで「幹事やリーダー役をやらされる(仕事:22.8%/プライベート:15.6%)」「飲み会に誘われる(仕事:18.8%/プライベート:12.6%)」に回答が集まり、最も共感を得る結果となりました。
なお、『陽キャにカテゴライズされることで不利になる場面』としては、仕事・プライベート共に「期待をされすぎてプレッシャーを感じる(仕事:30.6%/プライベート:16%)」「無理に社交的な行動を求められる(仕事:21.6%/プライベート:18.2%)」「交流がふえることでプライベートな時間や空間が侵害される(仕事:19.6%/プライベート:18.6%)」などの場面に回答が集まりました。
配信: LASISA