30秒で疲労回復エクササイズ!「世界的ポップスターの有名なポーズ」で足から姿勢を整えよう

猛暑の夏がようやく終わり、急に涼しくなったことで温度差で疲れがたまっていませんか? 何もやる気が出ないときは寝転ぶ前に、誰でも知っているあのポーズをまねするだけのエクササイズにトライ。体の内側から元気が沸き上がってきます。今回は、世界的なポップスターのポーズをまねして姿勢を整える「ゼログラビティ」エクササイズです。

教えてくれたのは▷坂詰真二さん
アスリートの指導やトレーナーの育成を行なうとともに多くのメディアで運動指導を行なう。著書『女子のスクワット』(日本文芸社)ほか多数。昨年末YouTubeに「真・トレーニングちゃんねる」を開設。

正しい姿勢と呼吸ができれば疲れにくい体になる

夏の終わりは、寝ても取れない疲労をため込んだ人が急増します。
「外気と冷房の温度差で自律神経が乱れ、疲労がたまりやすい季節。そんなときは休むよりも体を動かしたほうが疲労は回復します」と、坂詰さん。

ただし激しい運動は避けたほうが無難。姿勢と呼吸を意識した簡単な運動がいいそう。「簡単なエクササイズで姿勢を整えるだけで、呼吸が深くなります。すると自律神経が整い、血流もよくなるので、疲れにくくなりますよ」

■やるのはたったの4つだけ!
姿勢を整える「ゼログラビティ」

代謝をアップする「アイ~ンポーズ」

血流を促す「サンバのポーズ」

呼吸を深める「座りイナバウアー」

【行なうときのポイント】
●やりたいときにやる
●1度に4つやっても
●分けて行なってもOK
●呼吸は止めずに行なう

足から姿勢を整える「ゼログラビティ」

世界的なポップスターの、あの有名なポーズをまねして、足から姿勢を整えます。エクササイズ後は、スッとまっすぐ伸びた正しい姿勢に。

1.足を腰幅に開き、両腕は手のひらを前にして体の横に
足を腰幅に開いて左右の足を平行に。両腕は手のひらを前へ向けて体の横に添え、ひざを伸ばし、骨盤を立てて背すじを伸ばす。

人指し指を正面に向ける

腰幅に足を開き、足の人さし指を正面に向け、左右の足が平行になる位置にセット。小指側に体重が逃げないように、親指側に体重を乗せて立つ。

2.体全体を前に傾けて、両腕は後ろへ
1の姿勢をキープしたまま足の親指に力を入れ両腕を後ろに引いて、お尻を後ろ、胸を前に出しながら、ゆっくりと体全体を前に傾ける。10秒キープし、1に戻る。3回行なう。

■これはNG

股関節を曲げて上体を傾ける
体を前に倒すことばかりに意識が向くと、股関節が伸びずに曲がってしまいます。すると、体全体を前に倒せず、足から胸が斜め一直線になりません。

* * *

無意識で行うとついつい、呼吸が止まってしまいます。呼吸を忘れないよう意識して、10秒×3回にチャレンジしてみてください!

撮影/布川航太 ヘア&メイク/斉藤節子 モデル/殿柿佳奈 イラスト/FUJIKO 編集協力/山本美和

文=徳永陽子

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