複数の文章を組み立てるコツ、知ってる?国語を得意にする実践テクニック

複数の文章を組み立てるコツ、知ってる?国語を得意にする実践テクニック

作文はいつも「楽しかった」「おもしろかった」だけ……。そんな小学生の国語力アップに向けた勉強法をお届け。

読みやすく分かりやすい文章を書くためのヒント

学習書『「雨が降ってきたので、カサをさした」が書ければ中学受験は突破できる!』(主婦と生活社)著者の内藤俊昭先生から、子どもの文章力アップに向けたテクニックを教えていただく今回の企画。

これまで2回にわたり、30~40字程度の「話の筋が通った文章」の書き方を紹介してもらいました。

次に取り上げるのは、文章の組み立て方。

前回前々回で習った基本の文をいくつかつなげて、読み手にとってより分かりやすい文章を書いてみましょう。

順番を考えて文を組み立てる

さぁ、今度は二つから三つの文を、順番を自分で考えて組み立ててみましょう。

少し難しくなりますが、頭の中でいろいろと組み立てて、読みやすくわかりやすい文にしましょう。

【例題】

⒈ おさいふは先生のものだった。

⒉ 学校のとなりに公園がある。

⒊ わたしはその公園でおさいふを拾った。

組み立て方のルールを説明します。二つまたは三つの文を組み立てるのですが、それぞれの文の持つ意味、

 「おさいふが先生のものだ」ということ、

 「学校のとなりに公園がある」こと、

 「わたしが公園でおさいふを拾った」こと、

これらがすべて入っていれば、どのような順番でつないでも、どのような工夫をしてもかまいません。

例えば、この問題の場合、

学校のとなりに公園があり、わたしはそこでおさいふを拾ったが、それは先生のものだった。

学校のとなりの公園でわたしが拾ったおさいふは、先生のものだった。

わたしが先生のおさいふを拾ったのは、学校のとなりにある公園だ。

いずれも正解です。ほかにも正解は考えられますが、ルールはわかりましたね。

(※この記事の本文は、書籍『「雨が降ってきたので、カサをさした」が書ければ中学受験は突破できる!』からの抜粋です。本書内では基本・応用・発展問題へと続きます。)

中学受験ナビの連載『国語を得意にする5つのテクニック』の記事を、マイナビ子育て編集部が再編集のうえで掲載しています。元の記事はコチラ



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育児をしている共働き夫婦のためのメディア「マイナビ子育て」。「夫婦一緒に子育て」をコンセプトに、妊娠中から出産・産後・育休・保活・職場復帰、育児と仕事や家事の両立など、この時代ならではの不安や悩みに対して役立つ情報をお届けしています。
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