私は以前から人の体臭が気になりやすいほうでした。職場に体臭がひどい人がいると、なるべく距離を置いたりマスクをしたりして、できるだけ近づかないようにしてきました。しかし、あるとき予想外のことが起きたのです……。
体臭に気をつかっていたのに
私は周りの人の体臭が気になるタイプであるものの、自分の体臭が気になることもあったので、汗をかいたら早めに着替えるなどの対策をおこなってきました。しかし、ある冬の時期に予想外のことが起こってしまいました。
当時の私は、新たな職種に就くために職業訓練校で学んでいました。教室で授業を受けた後の休み時間に、私の後ろにいた男性が「何か臭くないか?」と、周りの人たちに話しかけました。そのときは冬場で寒いこともあり、教室は暖房がついていて、窓もドアも閉めきった状態でした。そのため、なおさらにおいが教室中に充満していたのかもしれません。
悪臭の原因は…
しかし、私はマスクをしていたので、においもそれほど気にならず、まさかそのにおいは自分が発しているものだとも気付きませんでした。徐々に教室にいた人たちは、「誰が犯人だ」というような発言をし始めました。
私も最初は「誰だろう?」と思っていたのですが、私の周りから悪臭が漂っていることに気付きました。私は、「もしかしたら自分かもしれない……」と思い、慌ててそのまま教室を出ていきました。そのままそこにいたら、確実に私のにおいだとバレてしまうと思ったからです。
配信: 介護カレンダー