ミックスジュース発祥は大阪!
大阪府の新世界・ジャンジャン横丁の「千成屋珈琲」という喫茶店。1948年に果物店として創業を開始したこのお店で、ミックスジュースという飲み物が誕生しました。
元々は、「売れ残りの果物を捨てるのはもったいない」という理由で発案されたというミックスジュースですが、これが瞬く間に地元のお客さんに大ヒット。大阪の人たちの“ソウルドリンク”として、認識されるようになりました。
1960年に果物店から喫茶店へと業態を変えましたが、人気は衰えず、店の看板メニューに。その後、ほかの喫茶店でも定番メニューとして定着していったのだとか。
ミックスジュースの味の決め手は…
ミックスジュースの歴史を調べていたら、なんだか無性に飲みたくなってきた…。そこで、ミックスジュースのレシピを調べてみました。
厳密な分量などは見つけられなかったのですが、材料として、以下の果物が使われているそう。
【材料】
・バナナ
・リンゴ
・ミカン
・モモ
・牛乳
・砂糖
・かき氷
これらをミキサーにかければ、元祖・ミックスジュースのできあがり! たくさんの果物と氷が入っていることで、まるでスムージーのような独特な舌触りになるそうですよ。
何度かテレビや雑誌で見たことはあったけれど、かき氷を入れているとは知らなかった…。ちなみに、材料としてかき氷を入れているので、飲むときに追加で氷を入れなくてOK。ただし、時間が経つと氷が溶けて味が薄くなるそうなので、作ってすぐに飲んだほうが良さそう。
すぐに手に入る材料ばかりですが、面倒なときには缶詰を利用してもいいかもしれません。また、濃厚さを出すために、バニラアイスを加えたり、材料にこだわらずそのとき家にある果物を使う人もいるようです。
材料を入れてミキサーにかけるだけととっても簡単なので、子どもと一緒に作るのも楽しそう! 「飲んでみたいけど、大阪は…」という人は、我が家のオリジナルレシピを考案してみるのもオススメですよ。
(文・明日陽樹/考務店)