共働き家庭が直面する「小4の壁」。子どもの夏休みの居場所を振り返る

小4の夏休み、学童がなくなった後は?

今年の夏、長女(小4)はほぼ毎日自宅で過ごしていました。わが家が暮らす地域は共働き家庭が多く、低学年の夏休みは「ずっと学童」が珍しくありません。一方、中学年以降は学童に行かない(行けない)子がほとんどに変わります。長女もそのうちのひとりでした。

地域にもよりますが、中学年以降は学童の枠がない、たとえ継続できたとしても同学年の友達がいなく、子どもが行きたがらないと見聞きします。学童に行かなくなった後の小学生の居場所はどうするか? 共働き家庭が直面するこの問題を「小4の壁」とも呼ぶそうです。

夏休みの過ごし方、3つのパターン

長女やその友達を見ていると、中学年以降の夏休みの過ごし方は次の3通りを組み合わせていました。

・塾や習い事に行く
・友達の家に集まる
・図書館や児童館に集まる

5月頃までは公園に集合して遊んでいましたが、6月以降はどんどん気温があがり外遊びが厳しくなりました。酷暑の夏休みは「外で遊んでおいでー!」が通用しません。子どもたちが過ごす場所はおのずと「室内」に限定されました。中学受験が盛んな地域柄、長女の友人を見ていると4年生の夏休みは「塾」で過ごす子も多いようです。