筋強直性ジストロフィーの治療
筋強直性ジストロフィーの根本治療は現段階では確立されていません。そのため、各症状に対する対症療法が基本になります。
リハビリテーションによって、低下している筋肉に対する筋力強化運動や筋強直による関節の拘縮に対する関節可動域運動を行います。歩行が難しくなった重症例に対しては車椅子や手すりの補助などの生活支援も必要になるでしょう。
多臓器不全に対しては、心不全であればペースメーカーの挿入、甲状腺機能障害であればステロイド薬などの内服など、それぞれの症状に合わせた治療を行います。
筋強直性ジストロフィーが子どもに遺伝する確率は1/2であり、出産を希望する女性に対しては遺伝カウンセリングも検討します。特に女性からの遺伝は表現促進現象が多くみられるため、社会的・心理的な支援が重要です。子どもへの影響を考えたうえで、妊娠・出産を自己決定できる環境を作ることが大切になります。
筋強直性ジストロフィーになりやすい人・予防の方法
筋強直性ジストロフィーは親が遺伝子を持っている人に起こりやすく、予防の方法はありません。
筋強直性ジストロフィーを発症した場合は、重症化を予防するために、専門機関で定期的な健診を受けることが重要になります。
関連する病気筋ジストロフィー
多臓器不全症
甲状腺機能障害
参考文献
筋強直性ジストロフィー診療ガイドライン2020
難病情報センター筋強直性ジストロフィー
難病情報センター筋ジストロフィー
配信: Medical DOC
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