誰もが知っているあの商品がロングヒットしている理由がすごい!【ヤクルト】【キューピー】

誰もが知っているあの商品がロングヒットしている理由がすごい!【ヤクルト】【キューピー】

誰もが知るロングヒット商品は、なぜこんなにも愛されているのでしょうか。今回、「ネタマッチ合同ヒット商品発表会」というセミナーに参加して、その理由を探ってきました。様々な商品開発のお話や、気になる商品をチェックしてきましたので、ご紹介いたします。
【キューピー】ノンオイルドレッシングが誕生して今年で40年!
キューピーは、1984年に日本初のノンオイルドレッシング「キューピー ノンオイル」を発売しました。油を使わず、素材の味とすっきりとしたコクが楽しめるドレッシングとして瞬く間に大人気に!同時にノンオイルドレッシングの市場も拡大し、カロリーを気にする人や健康志向の人などに愛される商品となったのです。けれど、ここ数年、人々が「健康」に求めるものが多様化し、例えば「グルテンを控えている」、「糖質ダイエットをしている」など、カロリーだけにとどまらないニーズが次々に現れ、ノンオイルドレッシングの売上も横ばいに。そこで、キューピーは今年、5種類すべての「ノンオイル」を新たにリニューアルしました!

リニューアルポイントは以下の3つ!
1.カロリー配慮だけでなく、塩分と糖質を25%カット。(日本食品標準成分表2015年版(7訂)和風ドレッシング調味料対比)さらに健康に寄り添う商品に)
2.よりシンプルに、素材・だしの香りをダイレクトに楽しめるような配合に変更。
3.今までよりも素材を強調したパッケージに変更。

1番人気の「ごまと香味野菜」は、しょうがやみょうがなどの香味野菜の風味が効いた、味わい豊かなドレッシングです。さっぱりとしていて、素材の味をしっかりと楽しめます。「キューピー ノンオイル」の魅力は、何にかけてもおいしいところ!私はサラダはもちろん、冷ややっこ、肉、魚にまで迷わず使ってしまうのですが、どれも本当においしいです。味だけでなく、消費者のニーズに寄り添い、より多くの人が安心して使える商品を提供しているのだな、とお話を伺って強く感じました。

https://www.kewpie.co.jp/dressing/nonoil/
【ふじや食品】「胡麻どうふ」なのに、スイーツ?
同じく健康志向の人におすすめなのが、この20年間で約5.2倍の販売数を記録している「胡麻どうふ」です。スーパーでは豆腐コーナーに並んでいるものの、手に取ったことがない人も多いかもしれませんが、現在、さまざまな種類の「胡麻どうふ」がプチバズり中だそうです。そもそも「胡麻どうふ」とは、すり潰した胡麻を、水で溶いた葛粉と合わせて火にかけ、練り上げた後に冷やし固めた精進料理です。名前に「豆腐」とついていますが、大豆は使われておらず、一般的にはわさび醤油や味噌だれで食べられます。最近では、胡麻に含まれるセサミンの抗酸化作用が注目され、アンチエイジング効果を期待して「胡麻どうふ」を食べる若者が増えているそう!

そこで、【ふじや食品】は、もっと「胡麻どうふ」を身近に、多くの人に知ってもらおうとスイーツとしての「胡麻どうふ」を開発。そして最初の商品でもある「くるみ胡麻どうふ」が大ヒット!その優しい甘さと、1個あたり82kcalという低カロリーも人気の理由です。

これまでに「さくら胡麻どうふ」「チョコミント胡麻どうふ」など14種類もの商品が発売されています。そして、この秋に新発売するのが、白ねり胡麻に安納芋の焼き芋ペーストと牛乳などを加えた「蜜いも胡麻どうふ」です。ねっとりとした食感も再現し、かなり濃厚。こちらは、なんと、1個あたり73kcal!満足感があるのに、低カロリーなのは、うれしいですね。

他にもたくさんのフレーバーがラインアップしているので、ぜひチェックしてみてください!

https://www.fuziya-food.co.jp/
【ヤクルト】ヤクルト1000の大ヒットの理由とは?!
「ヤクルト」と言えば、昔懐かし、子ども向けの甘い飲み物というイメージを持っている方もいらっしゃるかも?【ヤクルト】が長年、抱えていた課題もまさにこの点でした。誰もが知る定番の商品ではあるけれど、働く人たちにも、もっと飲んでもらいたい!そんな想いから製品中の乳酸菌 シロタ株の高菌数、高密度化の技術開発を進め、同時に、新たに提供可能な機能も模索したのだそう。そこで生まれたのが1000億個の乳酸菌 シロタ株を含み、機能性表示食品の「ヤクルト1000」です。

この飲料には、以下2つの機能が報告されています。
1.一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスをやわらげる機能や、睡眠の質(眠りの深さ。すっきりとした目覚め)を高める機能
2.腸内環境を改善する機能

ヤクルトに含まれる「乳酸菌 シロタ株」は、胃液などの消化液に負けずに生きたまま腸まで届き、おなかの調子を整えます。また、腸内で働き、もともといたビフィズス菌などのおなかによい菌を増やしてくれる効果も!逆に、悪い菌や有害物質を減らしてくれるという報告もあります。これらの作用で、腸内環境を改善してくれるのですね。

流行語大賞にノミネートされるほど、大ヒットし、一時期はどのお店でも売り切れになっていた「ヤクルト1000」は、店頭では背の高い「Y1000」という商品で販売されています。2019年の発売開始からの累計販売本数は30億本を超えるのだそう!

ターゲットやニーズを明確化したことで、ロングセラー商品がさらなるヒットを記録したのですね!

https://www.yakult.co.jp/yakult1000/
【okamoto】心地のより眠りに誘う「おやすみスイッチ」
睡眠の質を改善するというヤクルトとの共通点で、「おやすみスイッチ」という靴下が、私はとても気になりました!その分かりやすいネーミングで大ヒットした「まるでこたつソックス」を作った会社が新しく開発し、この冬に向けて発売される新商品です。

商品開発では、専門家への聞き取り調査を実施され、以下3つの機能をつけたとのこと。
1.足裏の体温調節に関わる特殊な血管「AVA血管」を温熱刺激で温めることで快眠をサポート。
2.深部体温を下げるため、つま先を開放し、温まった血管からの熱放散。
3.冷えを呼び込みやすい足首は、発熱素材を使用し、温熱刺激によってしっかりと温め。

この3つスイッチで靴下をはいたまま眠っても安眠できるというすぐれもの!実際に着用した83%の人が「非常によい」「やや良い」と評価したそうです。(おやすみスイッチ社外着用製品力調査、2022年11月30日~12月12日実施・20~60代女性・n=164)

今まで、靴下を履いたまま寝るのはよくない、と言われてはいたものの、足元からくる冷えに悩まされている方も多いですよね。子どもといっしょに寝ると、お布団を取られて寒い!なんてことも。こちらの商品はママにも使い勝手がよさそうです。広報の人は、「おやすみスイッチ」を履いて、ソファに座っているだけで眠くなってしまうんですよ~とおっしゃっていました。

https://www.okamotogroup.com/

いかがでしたでしょうか。長く愛される商品は、その時々の消費者ニーズに合わせた改良が重ねられ、努力と工夫がされているのですね!

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