災害時に役立つ「ほかほかご飯の炊き方」。ポリ袋を使えば簡単・洗い物不要に【防災士執筆】

災害時に役立つ「ほかほかご飯の炊き方」。ポリ袋を使えば簡単・洗い物不要に【防災士執筆】

停電時・断水時の備蓄も大切ですが、いざというときのために役立つ情報も集めておきましょう。万が一のときも炊きたてのご飯を炊くことができれば、とても心強いですよね。この記事では、カセットコンロとポリ袋を使った「ご飯の炊き方」をご紹介。覚えておきたい、災害時に役立つ情報をお届けします。

材料(白米1合分)

米……1合
水……210cc

作り方(調理時間:約45分)

1. ポリ袋に米と水を入れる

ポリ袋に、分量のお米と水を入れます。ポリ袋は、必ず「湯せん調理可能」な高密度ポリエチレンを使用してください。

お米は無洗米でも普通のお米でもOK。ご家庭で普段使っているお米で試してみてくださいね。災害時はお水も貴重になるので、お米は洗わなくても大丈夫です。

ポリ袋にお米と水を入れたら、袋の空気を抜きながら袋の上の方でしっかり結び、10分ほど浸水させておきます(写真は1合×2袋で作成しています)。

2. カセットコンロに耐熱皿を敷いて準備

カセットコンロとカセットガスを用意しましょう。鍋に袋がかぶるくらいの水を入れます。あまり水が多いと、沸騰した際にお湯が飛び跳ねることがあるので、ポリ袋がかぶるくらいの水の量で大丈夫です。

水を入れたら、ポリ袋がなべ底に直接当たって溶けないように、必ずなべ底に耐熱のお皿を敷いておきます。

3. 米の入ったポリ袋を入れてから点火

米の入ったポリ袋を入れたら、カセットコンロに火をつけます。沸騰したら弱火にし、蓋を閉めて25分ほど煮沸しましょう。

4. 最後に10分ほど蒸らして完成!

25分ほど煮沸したら、火を止め取り上げたら、タオルなどに包んで10分ほど蒸らし完成です。とても熱くなっているので、取り出す際はやけどに注意してくださいね! ポリ袋でご飯を炊くコツ

水の分量は、使用するお米によっても変わってきます。硬めが好き、柔らかめが好きなど個人の好みもあると思いますので、ぜひ1度炊いてみて水を増減してみてくださいね。
水の量を増やせば、体調不良時や離乳食にも使える、軟飯やお粥にもなりますよ。

1枚のポリ袋にたくさんのお米を入れると、炊きムラができやすくなります。ポリ袋1枚に対し1合~2合までにし、たくさん炊く場合は袋を分けて湯煎すると失敗しません。

ポリ袋を一度に何個も湯せんする時は特に、煮沸している時に菜箸などで炊き具合を確認しながらひっくり返したりすると、火の通りが均一になり炊きムラが軽減できます。

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