“情緒が安定している人”が実践すること
「メンタルが強い」とは安定した精神状態でいる時間が長く、イライラしストレスに感情を持っていかれない状態のこと。加えて、不安定な精神状態でいる時間を極力短くし、自分のペースに戻すのが上手な人が「切り替え上手」といえるでしょう。困難に直面しても難なく受け流せる4つの心がけを紹介します。
(1)
睡眠時間を削ると自律神経やホルモンバランスが崩れ、感情の抑制ができなくなりストレスが溜まりやすくなります。忙しい時ほど睡眠を十分に取ると、心身ともにパフォーマンスを落とさずにいられるでしょう。近年は昼寝の効果も注目されており、昼の時間帯に取る15分から30分程度の短い昼寝は、集中力アップやストレス軽減に効果があり、世界の一流企業も推奨しているのだとか。疲労が溜まる前の早めのリカバリーは、メンタルヘルスを保つ上で欠かせません。
(2)
好きなことをする時間を意識的に確保して自分へのご褒美を用意して、時には自分を甘やかしましょう。短くても心が満たされる時間を持つことでその後の幸福度がグンと増します。特に自分を追い込みがちの人は心がけてみてください。時間的な余裕を持つことも大切です。時間の余裕がない状態とは、やらなくてはいけないことが次々溜まって消化しきれていない状態のこと。詰め込みすぎている人は、やることを減らしてシンプルにすると追われている感覚を抜け出せます。前もった計画や余裕のあるスケジューリングで動くことで、自分のペースを崩さずにいられるでしょう。
(3)
イライラしている人や高圧的な人、性格が合わない人などの近くにいると、気を遣って疲弊してしまいがち。「君子危うきに近寄らず」といいますが、自分に悪影響を及ぼすものとは物理的な距離を取ることが大切です。自分にとって不快なものをそばに置かない、不快な人の姿を目に入れないようにすることです。置かれている環境自体が不快ならば、場合によってはそこを抜け出すことも必要です。深く考えすぎると行動できなくなるので、感覚だけを頼りにフットワークを軽くしてみては? メンタルが強い人は、イライラとの距離の取り方がとても上手な人なのです。
(4)
人が得る情報の8割から9割は視覚からだといわれています。散らかった部屋は視覚からの情報が多い状態。脳が休まらず、ストレスを感じやすくなりがちです。視覚からの情報が少ない状態を保っておくと脳が休まりやすく、安定した状態でいられるようになります。部屋の状態=精神の状態といわれるのはこのためです。自分軸を持ち、自分を大切にすることが何よりもメンタルを整えることがおわかりいただけたでしょうか。
“こうした方が気分がいい”“この人は嫌な感じがする”といった小さな感覚に日々目を向けて、ぜひ自分の心の声を大切にしてみてください。
(yorinami)
配信: LASISA
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