月経による不調への対処、3割強が薬やサプリメントの服用
次に、 月経(生理)に関わる不調への対処法について聞いた設問(複数回答可)では、女性全体で最も割合が高かった回答は「市販の薬(痛み止めなど)や漢方、サプリメントを飲んでいる」34.8%でした。次いで、「ひどい時は休暇をとっている・休んでいる(生理休暇以外)」が13.5%となっています。また、特に(設問にあるような)対処はしていないという人が43.0%にのぼりました。
年代別に見ると、若い年代ほど「仕事の量や時間、働き方(在宅勤務など)を調整している」「ひどい時は生理休暇を取得している」「ひどい時は休暇をとっている・休んでいる(生理休暇以外)」「ピルを飲んでいる」「病院や診療所に行っている」などの対処を行っている人の割合が高くなっています。一方、特に対処をしていない人の割合は、年代が上になるほど増える傾向が見られました。
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注:ここ1年の間の月経状況について、「定期的に月経がある」、「定期的ではないが月経はある」、「妊娠中又は出産後のため月経がとまっている」、「低用量ピル等で月経をコントロールしている」と答えた人が対象。
月経(生理)に関わる不調への対処法
―内閣府「令和5年度男女の健康意識に関する調査報告書」より
職場での月経の困りごと、約4人に1人が経血漏れに不安
続いて、職場で月経(生理)に関して困った経験を聞いた設問(複数回答可)では、女性全体で最も割合が高かったのは「経血の漏れが心配で業務に集中できない」24.5%でした。次いで「生理用品を交換するタイミングを作りにくい(長時間の会議や窓口業務等)」20.6%、「立ち仕事や体を動かす業務で困難を感じる」18.7%、「生理休暇を利用しにくい」18.4%が続いています。また、「特に困った経験はない」は39.4%で約4割でした。
年代別に見ると、「立ち仕事や体を動かす業務で困難を感じる」「職場のトイレにナプキンなど必要なものが常備されていない」「生理用品を持っていない場合に気軽に買いに行けない」 「月経の不調がひどく、仕事を退職した」などの項目に関しては、若い世代ほど高い傾向があります。一方、「月経に関する不調を男性の上司や同僚に伝えにくい」は60代が最も多く、「経血の漏れが心配で業務に集中できない」は50代が最も多くなりました。
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注:閉経した方は、閉経前に働いていたときのこと(月経(生理)があった時のこと)全体を思い出して回答してもらった。
職場で月経(生理)に関して困った経験
―内閣府「令和5年度男女の健康意識に関する調査報告書」より
配信: マイナビ子育て