月経の困りごとへの工夫、最多は「量によって生理用品を変える」
月経(生理)での困りごとに関して行っている工夫について聞いた設問(複数回答可)では、最も割合が高かったのは「量によって使う生理用品(ナプキンの大きさなど)を変えている」で32.7%でした。次いで「生理に対する鎮痛剤を常備・携帯している 」21.4%、「経血が漏れてもわかりにくい服を着ている」19.6%、「生理用品がズレにくいようオーバーパンツやスパッツなどを着用している」14.9%、「生理用品を仕事場などよく行く場所に常備・携帯している」14.3%などが挙げられています。なお、「特に工夫していることはない」は38.6%でした。
年代別で見ると、「女性の健康管理アプリ(月経周期管理アプリなど)を使っている」「ピルを処方してもらい服用している」などは若い世代に、「ナプキンを複数枚重ねて使っている」「ナプキン+タンポンなど、生理用品を併用している」などは上の世代ほど高い傾向にあることがわかりました。
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注:閉経した方は、閉経前に働いていたときのこと(月経(生理)があった時のこと)全体を思い出して回答してもらった。
月経(生理)での困りごとに関する工夫
―内閣府「令和5年度男女の健康意識に関する調査報告書」より
まとめ
定期的に訪れる月経は女性の生活において、決して小さくない部分を占めている存在といえます。月経による心身の不調には個人差があるものですが、多くの女性がそうした不調による生活への支障を、何かしら感じていることがわかりました。仕事中に月経で困ったことがある経験も、さまざまなものが挙がりました。現代の女性は昔の女性と比べ、出産回数の減少や初潮の低年齢化などによって、月経回数が増えているといわれます。職場での月経に伴う不調の理解やサポート体制の充実が求められているでしょう。
(マイナビ子育て編集部)
配信: マイナビ子育て