更年期障害の症状あり|男女とも50代がピーク
更年期障害に関わる症状の有無
―内閣府「令和5年度男女の健康意識に関する調査報告書」より
まず、「更年期障害に関わる症状の有無」を尋ねた質問を見てみます。
女性は「症状あり(計)※」が45.0%でした。年代別では、20代が24.8%と一番少なく、30代で29.7%、40代で53.5%、50代で63.4%と、年齢が上がるほど症状のある人も増加していますが、60代になると42.7%に減っています。
男性の場合、「症状あり(計)」は32.6%となっています。年代別にみると、20代が25.8%、30代が25.8%、40代が33.2%、50代が38.9%と、増加傾向にありますが、60代では35.9%で微減となっています。
同年代の男女で比較してみると、20代は女性24.8%、男性25.8%とほぼ同じ割合ですが、それ以外の年代ば女性の方が、「症状あり」と回答した人が多いという結果でした。
※「症状あり(計)」は「症状があり、更年期障害だと思う」+「症状はあるが、更年期障害かどうかよくわからない」+「症状はあるが、もともとの体質だと思う」の計
更年期障害で生活に支障を感じる人|女性85%、男性も8割近く
次に、前問で更年期障害の症状があると回答した人を対象に、その症状によって生活に支障があるかを尋ねたものがこちらです。
まず、女性ですが、全体で84.9%もの人が「支障があると思う(計)※」と回答しました。年代別でみても、20代で66.0%と半数を超えており、年代が上がるほど増加しています。40代で87.4%、50代で88.7%、60代で87.2%と、40代以上では9割近くを占めることがわかりました。
男性の場合も、全体で78.7%と多くの人が支障を感じているようです。年代別でみると、20代で68.0%と7割近くとなっており、40代以上は約8割と高い割合を占めています。女性同様、年代が上がるにつれて支障を感じる人が増えています。
同年代の男女で比較してみると、20代では女性が66.0%、男性は68.0%と男性の方がやや多いですが、他の年代では、女性が男性を上回る数字になっています。
※「支障があると思う(計)」は「少し支障はあると思う」+「ある程度支障はあると思う」+「かなり支障があると思う」の計
更年期障害に関わる症状による生活への支障
―内閣府「令和5年度男女の健康意識に関する調査報告書」より
配信: マイナビ子育て