年を重ねるにつれ、多くの病気リスクが高まります。その中でも特に注意したい病気の一つが「脳疾患」でしょう。一体、何歳くらいから検査を受けた方がいいのか、「上田クリニック」の上田先生に解説していただきました。
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監修医師:
上田 啓太(上田クリニック)
東邦大学医学部医学科卒業。その後、東邦大学医療センター 大森病院、東京蒲田医療センター、東邦大学医療センター佐倉病院などで脳神経外科医として勤務。2022年、神奈川県横浜市に位置する「上田クリニック」の院長に就任。難病指定医。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医・指導医、日本脳神経血管内治療学会専門医。日本頭痛学会、日本老年脳神経外科学会の各会員。
編集部
そもそも、脳ドックとはどのような検査なのでしょうか?
上田先生
脳卒中などの早期発見・早期治療を目的として、MRIや血液検査などの様々な方法で脳の状態を調べる検診を脳ドックと呼んでいます。また、現在の状態がわかるだけでなく、将来的に起こり得る病気のリスクも予測できるため、生活において気をつけた方がいいことなどもわかります。
編集部
どんな人が受けたらいいのでしょうか?
上田先生
まず、「40歳以上」の人は、早いうちに一度は脳ドックを受けていただきたいと思います。また、30代であっても「高血圧」「脂質異常(高脂血症)」「糖尿病」「動脈硬化」などを指摘されたことがある人、「飲酒」や「喫煙」の習慣がある人、脳卒中になった家族や血縁者がいる人は、脳ドックの受診をおすすめします。
編集部
脳ドックの受診頻度なども教えてください。
上田先生
脳ドックを一度受けていただいて、心配な所見がなかった場合、その後は2~3年に一度の受診で問題ないです。しかし、先ほどの「脳ドックの受診が推奨される人」に該当する場合は、1~2年に一度の受診をおすすめします。また、脳ドックで何かの異常や心配な所見などが見つかった場合、医師の指示に従って受診してください。
※この記事はMedical DOCにて【「脳ドック」は40歳から? 毎年受ける? 医師が推奨年齢や受診頻度を解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
配信: Medical DOC
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