SNSでたびたび炎上する「男児ママへの批判」とは?
日々、さまざまな意見が寄せられるSNS。男女の対立にとどまらず、男の子の母親vs女の子の母親といった対立も頻繁に起こります。2024年5月、SNSでは、未就学の男児が女子トイレを利用することについて、「使わせないで」「どんなに小さくても男」と男児や男児の母親を批判する声を上げる女性ユーザーが続出し、議論に発展したことも記憶に新しいでしょう。2024年9月末、SNSでは新たな男児、男児を持つ母親への批判が話題になっていました。
話題の発端は「男児ママが嫌い」「男児が嫌い」という主旨の投稿。その投稿に対し女児を持つ母親から同意する意見が見られました。
「手が出るのはほとんどが男児なのに、男児ママはなんで怒らないの?何でしつけないの?」
「男児のママってだいたい言葉遣いが荒い。声も大きいし、気が利かない。女児ママはそういうこと少ないよね」
「『男の子はやんちゃだから躾なんて無理』っていう男児ママが苦手」
「男児ママと聞くと、一瞬身構えちゃう」
など、苦手とする声が多数挙げられています。
この「男児ママ嫌い」という意見を受けて、男児ママの多くは、“男児ママ”と一括りにしないで…と思っているようです。
「体験として男児が嫌い、男児ママが嫌いと思うことは人それぞれだからいいと思う、嫌いな人もいるんだから気を付けようと思う」
「女児ママから『男の子なんて残念ね』と言われたことがある」
「実際に痴漢などの性被害に遭ってしまい、男性嫌いになる人もいる」など、男児ママ嫌いという投稿に、一定の理解を示す声がありました。しかし、顔も知らない人から、我が子を「男児嫌い。だから男児ママも嫌い」と言われて、反論したくなる人も多いようです。
一部の男児ママが、「男児のかわいさを知らないなんて、女児ママはかわいそう」「男児産んだら魅力が分かるよ!」などと意見をしたことで、SNSでは「それは違う」「論点がずれてる」など、さらに女児ママvs男児ママの対立を深める様相に……。
対立だけでなく、極端な意見には批判の声…。「男児ママになりたくないから、男児を産みたくない」といった意見にはSNSユーザーが総ツッコミする事態に……。
「あなたの旦那さんも、元男児ママから生まれてるんだよ」「もし、おなかの子が男の子だったらどうするの」「娘さんが大きくなって結婚するとき、どんな気持ちになる?」など男児・女児関係なく多くの母親たちから反論の声が挙がりました。
人づきあいの中で、好き・嫌い、得意・苦手はあるのでしょうが、それを男児のママだから、女児のママだからとカテゴライズするのはあまりに大雑把すぎたのではないでしょうか。
「男児ママも女子ママも区別はない。ヤバい人はどちらの性別の親とか関係なく、ヤバい」
「『男児ママが苦手』ならまだわかるけど男児が苦手は声を大にして言う事じゃない」
「性別が親の性格に影響するの?両方いる人はどうなるのさ」
「女児ママvs男児ママ論争が起きるのも少子化で一人っ子が増えてるからなのか?」
などと分析する声もありました。
女の子、男の子関係なく、子どもの性格もさまざま。「まず、男児が、女児が…って言ってるけど、性別じゃなくて育て方だよ」「子どもの性別が親の性格を左右するってことはありえないよ」「男性が嫌い、男児が嫌い、とここまで断言している人とは、わかり合えない。過激に反応するべきじゃない」
など、冷静な意見も多数寄せられていました。SNSで定期的に対立が起こるこの手の話題に、うんざりとしているユーザーも少なくないようです。
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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