私は…だいぶ鮎を釣り残していたようだ!
元気な鮎のストックも増えてきたので今度は流れの中を釣ってみる事に。先ずは立て竿で流れの中を泳がせて行く。あるある~反応ある~!まもなくガッツーン!気持ちの良い目印ぶっ飛び~!あ~楽しい!もうとうにお昼時間を過ぎていたがこの掛かる時間を逃す事は出来ん!入れ掛かりとまではいかないがまあまあのペースで掛かってくれる時間が続いた。
下流から上がってきた友人がちょっと貸してと私の竿を!竿を寝かし私とは全く違う引きの釣りを始めた!すると私の散々やったポイントではあったが即掛かり!釣り方が違えば掛かる鮎も違ってくる。私には拾えなかった鮎たちが次々と掛かって来た!私はだいぶ鮎を釣り残していたようだ(笑)
15時ごろには鮎たちの活性は今日イチに!同じ場所でも釣り返しがきき、数も伸びていった。流れの筋筋に追いけの強い鮎たちがしっかり付いているのがわかった。後半は名手の先輩方にアドバイスを頂きながらの実釣。何年やっても新発見ばかり。まだまだ鮎釣りには分からない事や出来ない事が多いからこそ面白くてやめられないのである。
日暮れまで存分に長良鮎に遊んでもらい初日を終えることにした。
ガクガクブルブルの大雨の中の大会開催!
空は暗く山には濃い霧が掛かっていた。昨日の抜けるような青空から一転の空模様。今日はいつも友人達の応援でばかり来ているウインドパークでの大会に参加させてもらう。まさか自分がこのウインドパークで選手として大会に参加する日が来るとは!何年も友人達の活躍を見てきたこの場所での大会は私にとってはちょっぴり特別なものだった。頑張ろう!そう心に誓い会場に向かった。今大会は総勢100名以上の参加者。
天候悪化が予想された為、ルールは変更され4時間一本勝負に。時折降るシャワーの様な雨。増水も予想された為早い時間での釣果が肝となるだろう。今回は珍しくくじ運もよく10番スタートに。「自分の得意なポイントで丁寧な釣りをする!」この事をしっかり守って試合を進めようと決め、昨日竿を出した上流へと向かう事に。
これから水が増えることを考え袋になった流れのゆるい場所があり、大石の入ったポイントを選ぶことに。大石がある事により流れが強くなっても自分の釣りができると考えた。試合開始!対岸には多くの名手の姿が。私がオトリを放つ頃には対岸の選手には早速1尾目が!焦るな私(笑)!足元から丁寧に!すると幸先良く1尾目が!がしかし手にした鮎はエラ掛かり。これ泳ぐかな~とりあえず鼻カンを通すことに。しかしやはり泳ぎが悪く続かない。
昨日竿を出した感じだと泳ぎの悪い鮎では掛からない。養殖鮎に戻しトライ!これが良かった!2尾目も時間が掛からなかった。少しでも泳ぎが悪ければこまめにオトリを変える事で繋いで行くことができ最初の1時間で5尾の釣果。上流では雨が降り続き少しずつ濁りが入り増水してきた。なるべくヘチの流れのゆるい場所を探りながら更に4尾追加で込み11尾となった。残り1時間となった時濁りがキツくなってきたので安全第一で竿をしまう事に。自分にやれる事はやったので悔いなき楽しい大会となった。
お昼を食べ大雨の中始まった閉会式!なんと優勝者は46尾という驚異的な釣果!名の知れた選手も多かったので上位の釣果は驚きのものばかりだった。雨も最高潮になった頃よいよレディースの表彰に!優勝の言葉と共に呼ばれたのは私の名前であった!ヤッター!ウインドパークでの優勝!私にとってこの場所での優勝は特別なものとなり、忘れられぬ1日となった。
雨降り注ぐ奥長良の、今まさに通り過ぎてしまいそうな「真夏の気配」に寂しさを感じた。シーズン終盤!移りゆく季節の間にも心を傾け残り少ない鮎との時間を噛み締めていこう。