オトナは理解不能? 10~20代が苦しむ【同調圧力】…「恋人の性別決めつけ」「推し活の課金額」ほか

オトナは理解不能? 10~20代が苦しむ【同調圧力】…「恋人の性別決めつけ」「推し活の課金額」ほか

「FRISK」が大規模アンケート調査

 クラシエ(フーズカンパニー)が展開する「FRISK(フリスク)」が、新たなブランドメッセージ「同調圧力などのモヤモヤを解消して、ジブンらしく毎日を楽しもう」に併せた全国調査を実施。世間にあるさまざまな同調圧力についての調査結果を発表しました。

 調査は2024年8月、全国の18~59歳の男女2600人を対象にウェブ上で実施。同調圧力や、それにより慣習的な行動に従ったり周囲に意見を合わせたりすることを「#ブラックルーティーン」と名付け、日常生活におけるさまざまなケースをリサーチしています。

 ブラックルーティーンについて「なくなってほしい」と感じている割合は88.4%、またブラックルーティーンをストレスに感じている人も86.6%に及びます。男女別では各世代とも女性の方がストレスを感じており、特に差の大きい40代ではストレスを感じている男性84.7%に対して女性は92.3%となりました。

 同調圧力によるブラックルーティーンを感じる具体的な場面としては「オフィスシーン」が最も多く57.7%。オフィスでの例として回答が多かったのは「長期休暇は言い出しにくい」「職場の飲み会は断りにくい」「会議が長引いても抜けづらい」「上司より先に帰りにくい」などでした。また、ハラスメントに配慮して上司・先輩からあまり注意されないと感じている220代は43.7%に上りました。

 さらに、学生200人・20代有職者600人を対象に若者世代のブラックルーティーンを探ると、「SNSで皆が叩き始めると冷静な意見を挟みにくい」「友達は多い方がいいという空気がしんどい」「皆が流行のコンテンツを見ている前提の会話が苦手」などが上位に並びました。その他、推し活に掛ける金額や時間の多寡、恋人の性別を決め付けられるといった恋愛やジェンダー関係、パーソナルカラーなどの診断コンテンツによるカテゴライズなど、令和ならではの“もやもや”も挙げられました。

 同社は、交通広告「さよなら、#ブラックルーティン」を10月6日(日)まで新宿と大手町で展開。SNSでも連動のキャンペーンを実施しています。

(LASISA編集部)

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