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日本では、地震・津波・台風・洪水などさまざまな自然災害に遭遇するリスクがあります。そんなときに、必要となるのが「緊急予備資金」です。
この記事では、緊急予備資金の必要性や目安となる金額、資金の準備方法を紹介します。もしもに備えて資金を準備したい方は、ぜひチェックしてみてください。
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緊急予備資金とは?
緊急予備資金とは、「不測の事態」で出費が必要になったり、収入が減ったりしたときのために準備しておく、緊急用のお金のことです。不測の事態には事故や病気、感染症の流行といったものがありますが、災害もその一つです。
教育資金、住宅購入資金、老後資金などは必要な時期や金額がある程度わかっている資金ですが、不測の事態のための緊急予備資金は、それとは別に準備しておく必要があります。
ちなみに、そうした状況に備えて保険に加入している方もいるかと思いますが、保険金の支払いには時間がかかることもあります。また、加入している保険の契約内容によっては、災害で損害が出たとしても保険金が支払われないケースがあります。そのため、すぐに使えるお金として緊急予備資金があると安心なのです。
災害時にはどんな出費が予想される?
災害時、緊急予備資金が必要になるケースにはどのようなものがあるのでしょうか?以下は代表的な出費の例です。
・災害時の出費の例
(1)一次避難に必要な交通費(遠方の実家や親族の家などに避難する場合)
(2)ホテルなどの一時的な滞在費
(3)避難の際に持ち出せなかった衣服や日用品の購入費
(4)食費などの生活費
(5)壊れた家財道具の買い替え費用
(6)家屋の修繕費用
特に(1)~(4)は被災直後や避難中から必要になるお金です。少なくとも、これらを賄える金額は用意しておくとよいでしょう。
配信: 防災ニッポン