自己破産後にクレジットカードを早く作る3つの方法や会社選びを解説

自己破産後にクレジットカードを早く作る3つの方法や会社選びを解説

5、自己破産後のクレジットカード審査で有利になるポイント

クレジットカードの審査を有利にするために自己に関する情報を改善するポイントは、以下の3つです。

(1)安定した収入を保ち、できれば増収を図る

収入が高ければ高いほど審査で有利になることは言うまでもありませんが、「安定した収入」があることも重視されます。

したがって、よほど大幅な増額が見込める場合でない限り、無理に転職することはおすすめできません。

勤続年数が短いとマイナス評価になるので、その意味でも安易な転職は避けた方が良いでしょう。

一般的に、現在定職に就いている方ならその仕事を続けながら、できる範囲で増収を図る方がクレジットカードの審査が有利になる可能性は高いです。

増収を図るためには社内で昇進を目指したり、仕事に関する資格を取得して資格手当を受けるなどの方策が有効です。

あるいは、可能な範囲で副業をして収入を増やすのもいいでしょう。

(2)同じ家に長く住む

クレジットカードの審査事項の一つに、現在のお住まいにおける「居住年数」というものもあります。

同じ家に長く住んでいる方が安定した生活ができていると判断されるので、審査で有利になります。

これから自己破産する方で、もっと家賃の安い家への引っ越しをお考えの方は、できるだけ早めに引っ越しておいた方が、将来の審査で少しでも有利になります。

自己破産して数年が経過してある程度余裕が出てきたために、もっと良い家への引っ越しをお考えの方も、できるだけ早めに引っ越していおいた方が良いです。

(3)クレジットヒストリーを積む

クレジットヒストリーとは、クレジットカードの利用履歴のことで、信用情報機関に登録されています。

登録されている情報は、ローンやクレジットカードの利用状況、返済履歴などです。

過去に自己破産して一定期間が経過してブラックリストから削除された人は、個人信用情報は真っ白の状態になっています。

クレジットヒストリーがない状態で、クレジットカードの申込みをしても審査を通過する可能性は低いと言われています。

クレジットヒストリーがないとクレジットカードを作れないので、信用情報機関にクレジットヒストリーを積み上げていく必要があります。

まずは、携帯電話の分割支払いをすることから始めるといいでしょう。

最低半年ほど支払いをしっかりとして、クレジットヒストリーを信用情報機関へつけます。

その次に、ハウスカードへ申し込むことをおすすめします。

ハウスカードとは、カードを発行している会社や店舗の商品しか購入できないカードのことです。

このカードに申し込んで支払いをキチンとすることで、個人信用情報にクレジットヒストリーをつけることができます。

6、自己破産後にクレジットカード審査に落ちたら?

自己破産した後にクレジットカードを申し込んでみたものの、審査に落ちてしまったということもあるでしょう。

そんなときは、以下の対策をとってみましょう。

(1)再度の申込みは半年後に

あるクレジットカード会社に申込みをして審査に落ちると、クレジットカードが発行できないだけでなく、信用情報機関にカードの申込みをした履歴が残ります。

その状態で別のクレジッカード会社へ申し込んでも、信用情報をチェックされることで審査に落ちたことがバレてしまうのです。

この履歴データは半年間残るので、半年経過してから他のクレジットカード会社へ再度申し込むようにしましょう。

(2)別系統の業者のクレジットカードに申し込む

特定のクレジットカードがどうしても欲しいということもあるでしょうが、審査に落ちた場合はそんなことを言っていられないでしょう。

一度審査に落ちたカードと同じ系統のカードに再度申し込むのではなく、別系統のカードに変更して申し込むことをおすすめします。

ここでいう「系統」とは、クレジットカードを発行する会社の業種のことです。

前記「3(3)」でもお伝えしましたが、銀行系よりは信販系、信販系よりも消費者金融系のカードの方が審査は緩い傾向にあります。

したがって、銀行系のカードに申し込んで審査に落ちたのなら次は信販系に、信販系のカードで落ちたのなら次は消費者金融系、というように別系統の業者のカードを選んで申し込むと良いでしょう。

ポイントはより審査に通過しやすいカードへ変更することです。

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