高齢者の口腔ケアは介護予防にも有効
口腔機能向上の目的
高齢者の口腔ケアは介護予防にも有効だということで、厚生労働省によって口腔機能の向上のためのマニュアルが提案されています。口腔機能が向上すると、人とのコミュニケーションや食事の時間がより一層充実したものとなります。高齢者自身もそれを意識することで、介護予防への意欲が高まるのです。自ら意識的に口腔ケアに取り組むためには、セルフでケアを行うだけでなく、かかりつけ医の存在も大切だと考えられています。
かかりつけ医の定期健診の重要性
定期的に検査したり相談したりできる歯科医があれば、口腔内の健康を意識しやすく、健康保持につながるためです。口腔ケアで心身が健康になるとQOLが向上する、QOLが高まるとさらに心身の健康につながる、といった好循環を生み出すことが可能です。そのためにも、まずはかかりつけ医での定期健診という習慣から始めてはいかがでしょうか。
この記事を監修してくれたお医者さん
日本歯科医師協会認定医
越智英行
略 歴
昭和大学 歯学部 卒業/昭和大学大学院 歯学研究科 臨床系歯科麻酔科学 修了/昭和大学 歯学部 全身管理歯科学歯科麻酔科 助教/医療法人社団コンパス 常務理事
保有資格
歯科医師/歯学博士/日本口腔外科学会 認定医/日本外傷歯学学会 認定医
配信: 医科歯科健診コラム
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