■かゆみを伴う蕁麻疹と湿疹はどう違うの?
「蕁麻疹」は、皮膚の一部が突然赤く盛り上がり、かゆみが現れる症状です。放置しておいても、1日程度で消えます。似たような症状に「湿疹」があります。蕁麻疹同様かゆみを伴いますが、ぶつぶつ、ガサガサなど様々な症状を伴い、何日も継続する点が異なります。
一般的に「蕁麻疹」はすぐ消えるので病名診断に繋がりませんが、「湿疹」は何らかの病名診断が出来る時に用いられる傾向にあります。いずれも全身に出現しますが、原因が不明なことも多い症状です。ただし、細菌やウイルス感染などが原因の場合や膠原病・血管炎等に出る場合もあります。 皮膚の症状だけでなく、倦怠感、発熱や関節痛等ほかの症状を伴う場合は、病気が潜んでいないか、病院で検査を受けると良いでしょう。痛みに水泡が伴う場合は、帯状疱疹が疑われます。ピリピリした症状が出始めたら、鍼灸治療で対応が可能です。詳細を知りたい人は、JIJICO内の下記コラムをご参照願います。
帯状疱疹に伴う神経痛になったときに選択する治療法について
■春は蕁麻疹が出やすい季節!?
蕁麻疹は、食物などによるアナフィラキシー反応(アレルギー反応)を生じた時は、急性蕁麻疹として医療機関を受診する必要があります。
蕁麻疹が良く出る人は、
1. 睡眠時間が不足している(睡眠時間が6時間未満)
2. アルコール摂取過多(毎日お酒を飲んでいる)
3. 運動不足(汗をかかない・皮膚が過敏)
4. 食事の量が多い(1人前以上食べる)
5. 夜遅く飲食している(22時以降に摂取)
6. 疲労している(何週間も休日がない)
7. 気候の寒暖差に順応していない(暖房を使用せず18度未満の部屋で生活)
8. 精神的ストレスが多い(明らかなストレスを何日も感じている)
9. 目を酷使している(パソコンやスマホの使い過ぎ)
などにより、肝臓の機能が低下しいている人に表れやすいようです。蕁麻疹は1年中みられる症状ですが、春は蕁麻疹が良く出る季節だという人は、歓送迎会や年度替わりの行事で忙しいことも関係しているかもしれません。
2月3月4月は、肝臓に負担がかかる季節です。養正治療(清野鍼灸整骨院ホームページ「くらしと養生」参照)を参考にして、日常生活を見直して戴きたく思います。
ご興味がありましたら、IJICO内の下記コラムをご参照願います。
18℃未満の室温で生活すると危険!?寒い部屋は死亡率が増加!!
配信: JIJICO