蕁麻疹は薬やサプリメントの飲みすぎかも?鍼灸治療で改善は可能!?

蕁麻疹は薬やサプリメントの飲みすぎかも?鍼灸治療で改善は可能!?

■薬やサプリメントの飲みすぎでも蕁麻疹は出る?

蕁麻疹は、薬の飲み過ぎでも出ます。薬疹と言われる症状です。副作用であれば、主治医に相談する必要があります。薬は薬局でも入手可能ですので、自分の判断で服用が可能です。近年は痛み止めを飲み過ぎている人が少なくありません。毎日、睡眠薬を服用している人や便秘薬を飲んでいる人もいます。蕁麻疹が出たら、薬を飲み過ぎていないか、振り返ってみましょう。
最近は、サプリメントについても話題です。サプリメントに対する行政の定義はありませんが、一般には「特定成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の製品」と厚生労働省(現在は消費者庁管轄)は言っています。広い意味で言うと健康食品です。日本には、トクホ(特定健康保健食品)、栄養機能食品や機能性表示食品をはじめ、様々な食品があります。ご興味がある人は、厚生労働省の「様々な食品」をご参照ください。
サプリメントや健康食品は医薬品ではありませんが、身体に一定の効果が期待できるとうたっている食品は、長期に服用すると医薬品に類似した障害が出ます。蕁麻疹や下痢など軽度の症状が多いようですが、重症に移行する場合もあります。「国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所」の健康食品・サプリメントによる健康障害 – 「 健康食品 」の安全性・有効性情報では、サプリメントによる健康障害を報告しています。そのうち、肝臓障害は、31%です。
当院に来院される患者様の多くは、1~2種類のサプリメントを服用しています。コロナ後遺症で来院された人の実証治療データを見ると、多くの人が5種類以上服用していました。来院される患者様には薬物を5種類以上服用している人も多く、サプリメントを含めると毎日10種類以上服用している人もいます。
薬物やサプリメントを長期に渡り多く飲んでいると、蕁麻疹以外にも頭痛を始めとした様々な症状が出る場合もあります。薬やサプリメントの飲み過ぎに心当たりがある人は、JIJICO内の下記コラムをご参照願います。

鎮痛薬の飲みすぎで頭痛が起きる!?薬に頼らない頭痛対策は?

■蕁麻疹に鍼灸治療や瘀血治療は有効な治療法です

基礎疾患がなく日常生活を改善しているにもかかわらず蕁麻疹が良く出るという人や蕁麻疹が出ると1日中消えないという人は、鍼灸治療や瘀血治療をご利用ください。蕁麻疹の消失や出にくい体質改善が可能です。また、薬の服用がやめられない人、薬を飲めないほど虚弱な人、日常生活を改善することが出来ない人は、是非内外科治療である鍼灸治療や瘀血治療を活用して戴きたく思います。
「対症療法」をご希望の人は、かゆみがある時数回日を置かずに治療すれば、症状の消失が可能です。症状の発症を抑えたい人は、週1~2回の鍼灸治療を3か月程度して体調管理すれば、発症しないか発症しても蕁麻疹の出現する範囲は、気にならないくらい狭くなると思います。「根本療法」をご希望の人は、基礎疾患をお持ちかそうでないかで治療期間は異なりますが、月に1~4回の治療を10か月から14カ月程度継続して行うと、蕁麻疹の発症を回避できる確率が高いと言えます。
薬物治療(内科治療)を回避したい人は、お近くの鍼灸院または鍼灸師が勤務している医療機関にご相談戴き、鍼灸治療(内外科治療)をご活用ください。
また、運動不足の人には、ヨガ(YOGA)がお勧めです。健康管理のために、是非ご活用戴きたく思います。運動法、呼吸法や瞑想法を学びたい人は、清野メディカルヨーガもしくはお近くのヨガ教室(YOGA School)にご相談戴きたく思います。

(清野 充典/鍼灸師)

関連記事:

JIJICO
JIJICO
JIJICOでは、今のトレンドや話題のニュースをテーマに取り上げ専門家が独自の視点で徹底解説。弁護士、公認会計士、税理士、社労士、医師、ファイナンシャルプランナー、心理カウンセラーなど多彩な執筆陣が揃い踏み。読者の疑問や悩み、問題解決のヒントとなる情報を提供します。
JIJICOでは、今のトレンドや話題のニュースをテーマに取り上げ専門家が独自の視点で徹底解説。弁護士、公認会計士、税理士、社労士、医師、ファイナンシャルプランナー、心理カウンセラーなど多彩な執筆陣が揃い踏み。読者の疑問や悩み、問題解決のヒントとなる情報を提供します。