申請はできた、でも受け取りは?
その後、すぐに病院へ。父は寝たきりなので、白い枕、白いシーツのベッドに寝ているところを上からスマートフォンのカメラを向け、なるべく正面に顔の位置を整えて撮影。母の写真は、自宅の白い壁をバックにして撮りました。役所で受け取った交付申請書に記載されたQRコードを使ってネットで2人分申請することができました。あとは1カ月ほどして、母のところに受け取り案内の書類が届けば、役所で受け取れるはず。
ですが、受け取りにはいろいろな確認書類を持って行かなければなりません。父母それぞれの本人確認書類、父が入院中で窓口に来られないことを証明する書類、そして母が父の代理で受け取るための確認書類。母は運転免許証と健康保険証があるとしても、父は免許を持っていないので、健康保険証と年金手帳、医療受給者証など3点、そして入院を証明する書類などが必要となりそうです。
これだけのものを母ひとりで準備し、さらに受け取りの際に暗証番号の設定までできるのか、かなり混乱しそうで不安です。他にサポートを頼める人はいないので、結局私か兄が何日か平日に仕事を休んで帰省し、母と一緒に役所に行くことになりそうです。
まとめ
母は、日々の生活面ではどうにか自立できています。ただ、QRコードの意味もわからず、新しい技術にはあまり対応できていないのが現状です。写真を撮って申請するなど、母ひとりでは到底できなかったと思います。マイナンバーカードの申請手続きは、他県に嫁いだ私でもすることができました。ただ、カードの受け取りは基本的に本人が窓口に出向くことになっていて、入院中の父の分を受け取るにはさらに別の確認書類が必要です。暗証番号の設定も求められ、高齢の親ではなかなか対応しづらいと思いました。遠距離に住んでいる私や兄が母に同行するため、またどこかで休暇を取って帰省しなくてはと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:森原あさみ/50代女性。平日はお勤め、週末は農業。夫、子ども、義父母と暮らしている。多忙でも趣味やスポーツの時間はなるべくキープ。育児、介護、町の行く末までいろいろ気になる。
イラスト/sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
著者/シニアカレンダー編集部
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配信: 介護カレンダー
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