「家事」にお金を払うのってアリ?
最近では、「マツコの知らない世界」(TBS系)でも特集されて大きな話題になった「家事代行サービス」。2024年5月には、福利厚生として家事代行サービスを導入したい企業に国が助成金を出す制度も始まり、徐々に世の中に浸透しつつあります。しかしその一方で、「利用したいけれど家族の理解が得られない」という声も。家事代行サービスの利用に賛成する人、反対する人、さまざまな意見を見てみましょう。
かつて昭和の時代には、“家事は妻や母親の仕事”という考え方が一般的でした。しかし現代では、女性が家事すべてを担うのではなく、夫婦で協力して取り組むという考えも拡がりつつあります。ところが今なお“昭和のお母さん”像を重視する男性は一定数いるようで、ネット上には「夫に『たかが家事にお金を払うのか』って反対された」「うちの夫は家事は家庭内でやるのが当然って思ってるみたい」と、家事代行サービスの利用を夫に反対されたという体験談が少なくありません。
また、家事代行サービスの利用を反対する人の中には「知らない人に家を掃除されるのがイヤ」という理由を挙げる人もいました。確かに自分のプライベート空間に他人が入ることに強い抵抗がある方には、利用が難しいかもしれません。
意外と価格も良心的?
家事代行の利用実態について、「マイボイスコム」が、2024年8月に実施した「家事代行サービス」に関するインターネット調査では、直近1年間に家事代行サービスを利用した人は4.9%という結果で、定期的にサービスを利用している人はそのうちの6割強でした。利用している人は20人に1人とまだまだ少ないものの、定期的に利用する人の割合から、サービスの満足度が高いことがうかがえます。
家事代行サービスを実際に利用した人からは、「普段の掃除や料理とは全然違うから、お金を払う価値はある」「普段手の届かない場所もやってもらえるからめちゃくちゃいいよ」といった体験談も。
今どきの家事代行サービスにはさまざまな企業が参入し、そのサービス内容も多種多様。ただ「いつもの家事」を代行するだけではありません。テレビでの特集を見て、想像以上に質の高いサービス内容や意外と良心的な価格設定に驚きの声が上がっていました。
また「主婦には休みがないんだから、たまには家事代行サービスとかで休みを設けるべき」という声も。時代の変化とともに「家事」の捉え方も変わってきているようです。
家事代行サービスの賛否は、それぞれの家庭での「家事」の考え方に大きく左右されるのかもしれません。みなさんのご家庭では、家事代行サービスはアリですか? それともナシですか?
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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