円井わん 猫好きなのに芸名の由来は「犬に似ているから」少ない出番でも爪痕を残せる注目女優は新ドラマ「離婚後夜」にも出演!

 円井わんの赤丸急上昇ぶりがすさまじい。

 円井にとって初めてのNHK朝ドラ出演となった「虎に翼」では、最終回を目前に控えた9月10日放送の第117話から東京家庭裁判所の調査官・音羽綾子役で登場。9月18日放送の第123話では、伊藤沙莉演じる寅子が「少年法改正」に対するさまざまな意見を求めていたところ、音羽(円井)は臆せず寅子に「家裁が反省すべき点も多々あるのでは?」と斬り込み、「その責任は佐田(寅子)判事の世代の方々におおいにあるでしょう?」と畳みかけるシーンがあり、音羽が「正論を言うけど面倒くさい女」だと視聴者に印象付けてくれた。

 今年1月期に大好評となった阿部サダヲ主演ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)では、最終回前話から仲里依紗演じる渚にマタハラを受けたと訴える杉山ひろ美役で登場。独特な持論で渚を窮地に追い込み、「こういう勘違い女っているよな」と視聴者を納得させてくれた。

 サイボウズ「キントーン」のCMでは、脳内で鼻歌を歌いながらゴキゲンでパソコンに向かう豊川悦司演じる部長を「楽しそうやんな部長」と腕組みをして見守る生意気そうな部下役を演じ、「あ、ここにも円井わん」と思わせてくれた。

 つまり円井は、少ない出番でも必ず爪痕を残すことができる役者なのだ。10月13日からスタートする新ドラマ「離婚後夜」(テレビ朝日系)では、久保田紗友演じる小説家の担当編集者・川角舞衣役を演じるというが、きっとまた視聴者の脳裏に猫のように爪痕を残してくれることだろう。

 円井自身は猫好きだというが、実は「円井わん」という芸名は本人が明かしたところによれば、柴犬に似ていることが発端なのだとか。「オンリーワン」や「ナンバーワン」にもかけられる犬の鳴き声である「わん」がいいのではないかと、ある役者から提案されて「わん」が先に決まり、「円井」は、まるい器やお椀を表すと同時に、器の大きさ、許容のある人といったことを表しているそうだ。

 円井の快進撃を陰ながら応援している。

(森山いま)

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