2.2万いいねの共感を呼んだアラフォー女性の“後悔”とは
日々、さまざまな情報が発信され、何気なく呟かれた投稿が共感の嵐を呼ぶSNS。X（旧ツイッター）では、2024年9月末、ある女性の投稿が2.2万いいねを得るほど注目されていました。一体どんな投稿だったのでしょうか。
ユーザーは、若いころ、ダイエットのために“タンパク質を控えてしまっていた”と明かしています。そして、アラフォーの現在もやせ型体型を維持しているとのこと。しかし、現在“シャレにならないほど体力がない”と悩みをつづります。焦った今、「タンパク質を意識してとっても効果を感じてない。10代に戻れるなら、太ってもいいから肉を食べる」と後悔の言葉を吐露しています。
その投稿に対し、「本当のマジのガチ。食事を抜いたら、顔にも響く」「若いころにしっかり栄養摂ることがどれほど大事か」と、激しく同意する声が多数寄せられてました。さらに、食だけではなく、「10代までにスポーツ打ち込んで体作ってきた人との差はでかい」と栄養と運動両方が大事だとする声も……。
実際に厚生労働省の健康サイトなどでは、10代は一生分の骨量を蓄える時期で、加齢とともに減少するため、この時期の過度なダイエットやによる栄養不足が骨粗しょう症のリスクを高めること。また成人になってから取り戻すことは非常に困難であることが指摘されています。また、20歳前後の体力レベルが低いと死亡率が上昇すること、20代前後の全身持久力が高いと糖尿病リスクが低減するなど、運動不足が体に与える影響を掲載しています。
今でこそ、栄養やタンパク質の摂取がいかに大事か周知されていますが、現在30代後半～40代の女性が10代だったころは、「ダイエット」が当たり前、若者向けの雑誌などでは毎号のようにダイエット特集が取り上げられ、食べないダイエットなども流行し、そのリスクに警鐘を鳴らす人は少なかったでしょう。
「実際今の30代って、肉を食べると太る＝悪と強烈に刷り込まれた世代だったと思う。だから近年タンパク質摂取量が戦後レベルで悪化しているというのも納得で、これから問題が顕著化していきそう」といった、30代女性の今後の健康問題を心配する声もありました。
「極度なダイエットしてて37キロとかで高校3年間過ごしたけど
ほんとに良くない。体力も落ちたし、今更貧血になる」
「周囲を見ているとBMI低い人は確かに体力老化が激しいなって思います。筋肉ないと骨にも負担」「元気な高齢者を見て、ある程度は食べて太ってる位が年取ると健康なんだろうなと思う」「田舎の畑仕事してるお年寄りって元気なのって筋力あるから」
など、自分自身や周囲を見て、脂肪や筋肉がある程度必要であることを実感する声もありました。
これらのやり取りを見て、ある程度体重あるってのもあながち悪いことじゃない、と考えを改めるユーザーも。
しかし、10代の時より食が細くなったているため、どうやって太ればいいのかわからないという声もありました。
「タンパク質って意識して摂取するようにしてても必要量とるのってすごく難しい」
「切実に太りたい…」
「痩せてる人間の太り方を本当に教えて欲しい」
「誰も食べる以外の方法教えてくれない」
と嘆くユーザーに対し、アドバイスも寄せられました。
「筋トレはいつから始めても間に合うらしい」
「タンパク質だけ摂取しても鍛えなきゃ筋肉は増えない」
「まずはリハビリレベルの筋トレからはじめるのがおすすめ」
など、軽い筋トレがおすすめされていました。
このように、10代のころ、偏った食生活をした、極端なダイエットをしていた、運動不足を嘆くアラフォー世代が多いこと、多いこと。
栄養や、タンパク質の摂取、運動の大切さが叫ばれるようになった、今。若い世代に対しても警鐘を鳴らす声がありました。SNSや動画配信サービスの利用により自分に対する評価が目に見えるため、「もっとよく見られたい」「かわいい・きれいといわれたい」という“外見至上主義（ルッキズム）”が今、若い世代の間で問題となっています。きれいに見られたいという思いは決して悪いことではありませんが、極端なダイエットなどで、将来の自分自身の健康を損ねてしまっては元も子もないでしょう。
「この投稿、ダイエットして痩せている若い女性に見てほしい。加齢で体力も筋肉も落ちます。閉経後は骨も脆くなります。若いうちに強い体づくりをしておくのは大事」と、若い世代に向けて強いメッセージも寄せられていました。
SNSで共感を呼んだ若い時の食事と運動の大切さ…若い世代は今から、アラフォー世代はできることからコツコツと、健康を維持するために今日から少しずつ、気にかけてみませんか？
（LASISA編集部）
配信： LASISA
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