犬を絶対に寝かせるべきではない場所4選 愛犬にとって危険な寝床の共通点とは?

犬を絶対に寝かせるべきではない場所4選 愛犬にとって危険な寝床の共通点とは?

愛犬の寝床はどこに作っていますか。もしかすると愛犬を危険に晒してしまうような、本来寝かせるべきではない場所かもしれません。この記事では、犬を絶対に寝かせるべきではない場所について解説します。

犬にとって睡眠はとても大切!

みなさんは犬の睡眠時間をご存じでしょうか。

(そういえばうちの子、よく眠ってるなぁ…)と思う飼い主さんも少なくないでしょう。それもそのはず、犬の平均睡眠時間は12~15時間、シニア犬にいたっては18~19時間以上を睡眠に費やします。

その理由は、外敵に備えるためレム睡眠(浅い睡眠)の割合が高いためであり、野生時代の習性が今も残っているからです。少しの物音でもハッと目を開けるのは、これが理由です。

特にシニア犬は、日常的な動作でも疲れを感じやすいため、長く眠ることで疲労がたまった体を回復させようとしているのです。

そのため、犬の年齢に限らず、睡眠はとても大切な時間なので、邪魔しないであげることがとても重要なのです。

犬を絶対に寝かせるべきではない場所とは

前述したように、犬は一日のほとんどの時間を寝て過ごすため、良質な睡眠は欠かせません。そのための寝床作りも非常に重要です。

そこで今回は、犬を絶対に寝かせるべきではない場所について解説します。もし当てはまった場合は、できるだけ早く改善してあげてくださいね。

1.窓のそば

窓付近は多くの刺激が入ってきます。よその犬の鳴き声や車の音、工事音など大きな音はもちろん、人の話し声なども聞こえやすいため聴覚に優れた犬は落ち着いて眠ることができません。

ちょっとした音でもその度に起きてしまい熟睡は難しいでしょう。また、物音を警戒して吠えてしまうかもしれません。

さらに窓のそばは温度が上がりやすいため、熱中症の危険性も高まります。寝ているうちに体内に熱がこもり、気付いたときにはグッタリしていた…ということがないよう、窓付近に寝床を設置することはやめましょう。

2.冷暖房の風が直接当たる場所

「暑いから」「寒いから」と良かれと思って、エアコンなど冷暖房の風が直接当たるような場所に寝床をつくるのは残念ながらNGといえます。

犬が快適に過ごすことができる室温は22~25℃、湿度は50~60%が目安です。冷暖房の風が当たらず、なおかつ心地よく過ごせる温湿度帯をキープできるように調整してあげましょう。

エアコンの風が直接当たってしまうことで快適に過ごせなかった場合、体調を崩してしまう可能性もあるため注意が必要です。

3.段差がある場所

犬を寝かせるべきではない場所は段差のある場所です。階段に愛犬のベッドがあることはないかもしれませんが、例えば飼い主さんがいるソファやベッドの上がお気に入り…そんな犬は案外多いのではないでしょうか。

ソファやベッドは少なからず段差があります。平気にぴょんぴょんと上り下りしているかもしれませんが、日々の日常動作で相応の負担が生じています。骨や関節が炎症を起こすなど何かしらの疾患を発症するリスクは高まります。

愛犬が少しでも段差がある場所で寛ぐことが好きなようであれば、ペットステップやスロープなどを取り入れ愛犬の健康を保つようにしてあげてください。

4.騒々しい場所

例えば人の導線上やテレビのそばなど騒々しい場所に寝床があると、犬が落ち着いて眠ることができません。

こちらは、前述のような健康トラブルを引き起こすというよりも、日々のストレスが積み重なり問題行動へ発展するきっかけとなってしまうかもしれません。

犬が本能的に好むのは薄暗くて狭い場所です。家の中でも人の導線上から逸れた、静かなところを寝床にしてあげると良いでしょう。

ただし、中には家族の気配を感じていたい犬もいますので、そのような場合は全体を見渡せるリビングの端が良いと思います。

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