何もしない旦那と離婚の考え方:家事・育児への協力を引き出す方法も紹介

何もしない旦那と離婚の考え方:家事・育児への協力を引き出す方法も紹介

5、何もしない旦那に対してストレスがたまったときの対処法

何もしない旦那に対してストレスを一切感じないのは無理な話です。

女性側にも感情があるのですから、自分が家事や育児で大変な毎日を送る中、旦那が何もせずにゲームをしたりゆっくり寝ていたりすると、ストレスはたまる一方でしょう。

ここでは、何もしない旦那に対してストレスがたまったときの対処法をご紹介します。

(1)そういうものだと考えて受け流す

「どうしてうちの旦那は何もしてくれないんだろう」「どうやったら旦那は変わってくれるんだろう」このように旦那に期待をしてしまうと、何もしてくれない旦那に対してイライラがつのる一方です。

ストレスをためないためには「うちの旦那は何もしないもの」と考えて、ある程度割り切ることも大切です。

(2)自分なりのストレス解消法を見つける

何もしてくれない旦那に対してストレスを感じないようにするのは現実的ではありません。

そのため、何もしてくれない旦那に対するストレスは、別の場所で発散するようにしましょう。

旦那に内緒で美味しいものを食べる、お気に入りのカフェでコーヒーを飲む等、自分が喜ぶストレス解消法を見つけましょう。

(3)家事代行やベビーシッターの利用を検討する

家事や育児はどうしても日常的に必要なものですので、一定期間我慢すれば負担が減るというものではありません。

旦那が何もしてくれない場合、妻がすべての家事や育児の負担を背負うことになりますので、少しでも負担を減らせるよう、家事代行やベビーシッターの利用を検討しましょう。

家事代行やベビーシッターは高くて無理!と感じる人が多いですが、短時間だけの利用であれば意外に安くお願いすることができます。必要に応じて利用を検討してみてくださいね。

6、何もしない旦那と離婚できる?

何もしない旦那にストレスがたまり、本気で離婚を検討している人もいるでしょう。

そもそも、旦那が何もしないという理由で離婚することはできるのでしょうか?離婚を検討している人は、離婚理由や離婚を切り出す前にやるべきことを以下確認していきましょう。

(1)合意があれば離婚できる

夫婦双方が離婚に合意すれば、協議離婚が成立します。

旦那が離婚に応じてくれそうな場合は冷静に離婚を切り出し、淡々と手続きを進めていくとよいでしょう。

ただし、離婚条件については後悔しないよう十分に話し合って取り決めることが大切です。

(2)合意がなければ、すぐに離婚するのは難しい

合意がなければ、すぐに離婚するのは基本的に難しいと考えておいてください。

協議離婚はできませんので、法定離婚事由が必要となります。

法定離婚事由は、民法第770条1項に定められています。

旦那が何もしないことを理由に離婚したい場合、「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」(同項5号)の該当性が問題となるでしょう。

「旦那が家事をしないんです!」という理由だけではこの事由に該当しない可能性が高いので、裁判所に離婚を認めてもらうには弁護士とよく相談しながら主張・立証の方法をしていく必要があります。

(3)まずは別居がおすすめ

旦那が何もしないだけでは法定離婚事由の該当性が認められそうにない場合、まずは別居をするのもおすすめです。

別居をすれば必ず離婚できるというわけではありませんが、別居している期間が長ければ夫婦関係が破綻していると考えられ、離婚成立に有利となる傾向にあります。

裁判で離婚が認められるための別居期間はケースバイケースではあるものの、3〜5年が一つの目安となっています。

まずは別居した上で、根気よく離婚協議を重ねていくのもよいでしょう。

なお、別居開始から離婚成立までは「婚姻費用」という名目で旦那に生活費を請求できますので、忘れずに請求しましょう。

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