無料で参加できる工場見学「サントリー天然水」の奥大山ブナの森工場へ潜入!|鳥取県江府町

無料で参加できる工場見学「サントリー天然水」の奥大山ブナの森工場へ潜入!|鳥取県江府町

こんにちは、うがちゃんです。
今回は鳥取県江府町の奥大山エリアにある
サントリーの天然水工場で開催されている
“工場見学”に行ってきました♡


今回はりんちゃんとともに工場見学~♪

「ええ!」と驚きの連続で
終始ワクワクした工場見学でした!

サントリー天然水
奥大山ブナの森工場

標高1709mの中国地方最大級の最高峰
『大山』の麓にある
“サントリー天然水奥大山ブナの森工場”。

サントリーで天然水を作る工場は
全国で4ヵ所あり…

◎山梨県・南アルプス
◎熊本県・阿蘇
◎鳥取県・奥大山
◎長野県・北アルプス

今回、訪れた鳥取県の奥大山にある工場
(=サントリー天然水奥大山ブナの森工場)は、
2008年に天然水専門の工場として開業し、
森や自然を守り、育てながら
おいしい水を人々に届けています。

ちなみにすべて軟水ですが、
硬度や味が違うそうで…

◎山梨県・南アルプス ⇒硬度約30㎎/L
◎熊本県・阿蘇    ⇒硬度約80㎎/L
◎鳥取県・奥大山   ⇒硬度約20㎎/L
◎長野県・北アルプス ⇒硬度約10㎎/L

飲み比べても当てるのは
なかなか難しそうですが・・・
工場内で働く水の味などを検査する
官能検査員の方は
すぐにわかるんだとか・・・!

工場見学に参加

私たちが訪れたのは平日の昼過ぎ。
集合時間にロビーへ集合。
県外から訪れたというお客さんも
見学ツアーに訪れていました。

パンフレットをもらって、
準備ができたら早速工場見学スタート!

おいしい天然水ができる秘密

まずは、おいしい天然水ができるまでの過程を
プロジェクションマッピングや
実験などを通して学びます。

そもそもこの奥大山の水とは…
地下深くからくみ上げられる
“地下水”からできています。

ざっくりと説明すると…

海から蒸発した水が
森に雨や雪を降らせる

ふかふかな土が雨をたっぷり受け止め
地表に吸収されながら浄化

地層を通りながらさらに磨かれ、
ミネラルを蓄えながら深くを流れる
地下水に。

そして…
約20年もの歳月をかけて磨かれた水は
奥大山ブナの森工場で汲み上げられて
私たちのもとへと届けられます!

おいしい水ができるカギは…
「フカフカな土(=腐葉土)」
フカフカになることで…
スポンジのように水をたっぷり受け止め、
ゆっくりと時間をかけて森が吸収してくれるようになります。

フカフカな土は、
落ち葉などを土の中に住む
ミミズや微生物などの生き物たちが分解し、
土壌を豊かにしてくれることでできるそうです。

私たちがおいしい水を飲むためには…
森の生き物たちがのびのびと暮らせることや
森を守ることが本当に大切なんだと学びました!

そして、20年もの歳月をかけて
おいしい水ができていることに驚きました!

“今日”降った雨は20年後に
おいしい水として届けられている…
と、なると…
私が50歳くらいになったら
また『サントリー天然水奥大山』の
水を飲んで“今日”の日を思い出します。

工場内を見学

続いては、実際に天然水が出荷されるまでの
作業が行われる工場を見学します。

コチラの工場では天然水をボトリングするだけ
でなく、まずは容器であるペットボトルから
作ります。

サントリー天然水 ~ペットボトルの秘密~

最初に見せていただいたのは…
ペットボトルのもとになる
“プリフォーム”。
試験管のような形の不思議な物体ですが…

よーく見ると、
上部がペットボトルの口の部分になっています!
この“プリフォーム”を熱で温めて、金型にセット。
口の部分から空気を送り込むと
見慣れたペットボトルの形になります~!

小さいほうが550mlのペットボトル、
大きい方は1Lと2Lのペットボトル。
1リットルも2リットルも元となる
プリフォームの大きさは同じでした。

550mlのペットボトルの重さは
11.9gととっても軽く、同じサイズの
国産ペットボトル界では最軽量!
(1円玉12枚分とほぼ同じ重さ…)
また素材の約30%は自然由来からできており、
今後は100%を目指して開発を進めているそうです。

ちなみに…
自動販売機で販売されるペットボトルは
店舗で販売されているペットボトルより
重さと強度が強いそうです!

機械の中で高い位置から落ちるので、
衝撃に備えるためだそう。

完成したペットボトルは
奥大山の綺麗な水で洗浄されて
ボトリングへと進んでいきます。

超高速で走り抜けるペットボトルたち
~ボトリング作業~

地下から汲み上げられた天然水は
水源チェックや濾過・殺菌、味の検査などの
厳しい検査などが行われ、
徹底的に管理されています。

そして、出来上がった天然水たちは
ペットボトルに詰められていきます。

2Lのペットボトルなら…
1分間で365本!!

550mlのペットボトルなら…
1分間で630本!!!

さらに2017年に導入された新しい機械の場合、
550mlのペットボトルなら…
1分間で1050本!!!!

すさまじい速さ…。

一瞬すぎてペットボトルたちは
水を詰められたことにも
気が付いてないんじゃないか…。
(わたしは驚きすぎて、なぜかペットボトルの
気持ちを考えてしまいました。)

巨大なマスキングテープ!?
~ラベリング作業~

水が詰められたペットボトルに蓋が取り付けられ、
最後にラベリングされていきます。

巨大なマスキングテープのような
ロールからラベルが出てきて、
ボトルの表面に取り付けられます。

ちなみに1ロール当たり、
約9000mあるそうで…

単純に、このロールを
地上から空にピーンと伸ばしたとき
エベレストより高くなります。
※エベレストの標高8848m
(うがしらべ)

この1ロールで…
2Lペットボトル  25800本分
550mlペットボトル 40000本分
になるそうです。

工場で出てくる数字があまりにも
壮大すぎて感覚がマヒしてきます~!笑

そうして…
ラベリングされた天然水は
最終的な検査を受けて段ボールへ
詰められて出荷されていきます~!

自然の冷却パワー ~雪室~

冬に奥大山に降り積もった雪を
貯蔵する部屋=“雪室”を見学。

中は薄暗く、ひ~んやり!
体育館くらいの部屋の中に
雪景色が広がっていました。

ここにある雪は、
工場から出る熱排水の冷却に使われるそうです!
訪れた日にはだいぶ雪の量が減っていましたが、
貯蔵されたての時には背丈以上に
雪が積まれているそうです。

本当にとっても涼しくて、
夏の間は自分の家にも
雪室が欲しいと思いました(切実に…)

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