3カ月以上も続いた夏休みが終わり、9月から学校は新学年がスタート。
イタリアは小学校が5年、中学校が3年、高校が5年となっています。
イタリアのように古い街並みを持つ国では、学校によっては学校用に建てられた建物ばかりではありません。
ローマ郊外にあるカステッリ・ロマーニ地方は、古代からローマっ子の避暑地として愛されてきた土地柄。
各地には、ローマ貴族たちが残した宮殿風の別荘が残っています。
学校によっては、こうした別荘に教室があるケースもあり、子供たちは歴史を感じながらラテン語やギリシア語、哲学を学びます。
ローマ教皇の夏の離宮があるカステル・ガンドルフォの近くにも、かつての貴族の別荘を校舎として使っている学校があります。
門を入ると広がるのは、広大なブドウ畑とオリーブの木々。
建物内にはここから収穫したものを使ったワインやオイルを売るアグリツーリズムも入っています。
天気の良い日は、オリーブの木の下でおやつを食べながら談笑する学生たちの姿もちらほら。
南欧ならではの空気のなかで、楽しい思春期を過ごします。
配信: ワウネタ海外生活
関連記事: