管理栄養士のともゆみです。さんまの季節が到来しました。フレッシュなさんまは秋にしか出回らないので、ぜひとも食べたい食材ですよね。普段はスーパーで買ってきて、塩だけササっと振って焼いて食べていますが、実は丁寧に下処理をしてから焼くとお店レベルの味になるそうです。この裏ワザ、YouTubeチャンネル「ちぇる ダイエット食堂」で紹介されていました。さっそくやってみたいと思います。
見た目は普通ですが…別格【骨が1本もないサンマの塩焼きの作り方】に挑戦!地味に”高級料理”なの♡
YouTube「ちぇる ダイエット食堂」のちぇるさんは、元シェフで現在は料理家をされています。チャンネル登録者数 15.9万人。簡単にできる痩せレシピを中心に投稿していて、野菜や鶏のささみを使った料理などヘルシーな料理がたくさん掲載されています。
今回はそんな中から、丁寧なさんまの下処理を中心に塩焼きまでのやり方を紹介していたので、それに沿って塩焼きを作ってみたいと思います。
丁寧な下処理による「さんまの塩焼き」を作ってみた!
【材料】
さんま…1尾
塩…適量
酒…適量
大根おろし…適量
すだち…1/4個
【作り方】
1. さんまのうろこを取ります。包丁の刃を立ててこそぐようにやさしくうろこを取ります。臭みと汚れも一緒に取れます。
2. ボウルに水を溜め、その中に1を入れて、しっかりと洗い流します。
3. キッチンペーパーで水気を取ります。
4. 両面に塩をたっぷりとまぶして10分放置します。
塩をすることで水分とともに臭みが抜けます。確かに汗のように水分が出てきました。
5. ボウルに水:酒を10:1の割合で入れます。水1Lに対し酒を100ml入れました。そこに4を入れて洗います。酒を入れることで酒の保水効果でさんまがふっくらと焼き上がるんだそう。
6. 再びキッチンペーパーで水気を取ります。
7. さんまに飾り包丁を入れます。斜めに6か所ずつ両面に入れます。飾り包丁を入れる理由は、火の通りをよくするため、味の含みをよくするため、見た目をよくするためです。
8. 味付け用の塩をたっぷりとかけ、手でよく塩を擦り込みます。そうすることで皮がパリッと焼けます。
9. 魚焼きコンロで焼きます。中火で表面5~6分、裏面3~4分を目安に焼きます。コンロによって火加減が変わるので、いい焼き色が付くくらいまで焼き色を目安にしてくださいとのことです。こちらのコンロでは中火で表面7分、裏面3分30秒焼きました。
10. 皿に盛り付け、大根おろし、すだちを添えて出来上がりです。
おぉ、違う!
お、おいしい。いつもと全然違います。身がしっとりしていてやわらかいです。それでいて皮はパリッと焼けています。すごい。さんまの脂はのっていますが、臭みはないですね。飾り包丁をすることで、塩が身の中まで染み込んでしっかり塩味が付いていておいしいです。いつもはしょうゆを垂らしていましたが、いらないですね。塩が強めで、ちょうどいい♪確かにおいしいです。これは味も見た目もお店レベルですね。
さんまの成分
さんまの脂肪分には、コレステロール値を下げ、血栓を予防する働きのある不飽和脂肪酸のEPAが豊富に含まれています。特に旬のものは栄養価もおいしさもアップします。また、EPAには食欲不振や胃弱などを改善する作用もあります。
いつもよりも見た目がよくなり、何より身がしっとりやわらかく仕上がりました。これなら、下処理をちゃんとやってから焼いた方が断然いいと思います。今しか食べられないフレッシュなさんま、おいしく焼いてみませんか。
参考文献:
最新改訂版 知っておきたい栄養学 監修 白鳥早奈英 学研プラス
配信: あたらしい日日
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