「年金さえ払っていれば…」要介護4の母を在宅介護。在宅介護にせざるを得ない現実とは【体験談】

「年金さえ払っていれば…」要介護4の母を在宅介護。在宅介護にせざるを得ない現実とは【体験談】

現在、要介護4(介護保険制度における要介護度の1つで、重度の介護を必要とする状態)の母の在宅介護に奮闘しています。週3回のデイサービスは、主にお風呂に入ってもらうことが目的です。送り迎えは少々大変ですが、妹と半分ずつ分担しています。さらに、見守りを兼ねて週4回の宅配弁当サービスも利用しています。

老後の経済的準備が必須

母の認知症が進行し、身の回りのケアがひとりでは難しくなってきたため、ショートステイの利用も検討しています。

この介護生活を通じて、多くのことを学びました。特に、老後の経済的準備の重要性を痛感しています。母は年金を払っていなかったため、現在年金を受給できず、介護費用を含めすべて私が負担しています。

厳しい現実も

経済的負担を軽減しようと、世帯分離して母の生活保護申請を試みましたが、思いのほか難しい状況です。この経験から、社会保障制度の複雑さや、時に厳しい現実を目の当たりにしました。

しかし、この困難な状況の中でも、家族の絆の大切さを再確認できました。妹との協力や、母との新たな関係性の構築など、予想外の喜びも見出せています。

関連記事: