「ほしい!」の声多数。息子を一人で男子トイレに行かせるのが心配なシンママが作った絵本が天才!

「ほしい!」の声多数。息子を一人で男子トイレに行かせるのが心配なシンママが作った絵本が天才!

 子育てに悩みはつきものですが、「トイレトレーニングがうまくいかない」は幼児期の子どもを育てるママ・パパたちにとって代表的な悩みの一つではないでしょうか?

「トイレにはいるまえにズボンをおろしちゃ…ダメー!!」

「おしりをふいたかみに(うんちのマーク)がついてたらしっかりふこうね」

「しっかりてをあらってね」

 ……といったトイレマナーをイラスト付きで教えてくれるのは、漫画家・イラストレーターの志士ノ まるさん(@shishishishimr)が6歳の息子さんのために制作した豆本『ひとりでトイレにいくときは』。男の子がトイレをするときの注意点や正しいやり方を教えてくれる一冊です。


 同書の制作のきっかけや子育てにおける悩みなどを、志士ノ まるさんご本人に聞いてみました!

ひとり親で男子トイレにはついていけず、心配だった


――『ひとりでトイレにいくときは』を制作したきっかけを教えてください。

志士ノまる:うちの子には自閉スペクトラム症と軽度の知的障がいがあるんですが、身長が120cmを超えていて結構大きいんですね。私はひとり親なんですけど、一緒に女性用トイレへ入ると周囲の目がそろそろ気になってきて……。

――身長が大きいから余計に気になるかもしれませんね。

志士ノまる:ただ、2人で外出したある日、まさか行くとは思わないで「男の子トイレに行っておいでよ」と言ってみたら、本当に1人でサッとトイレに入って行っちゃたんです。

今、息子を療育施設(障がいのある子どもに治療・教育を提供する機関)に通わせているんですが、そこではトイレに入る練習もしていて、いつの間にか行けるようになっていたんです。でも、中に入っちゃうと私から見えないので「大丈夫かな!?」といろいろ心配で。

――それまでは一緒に女子トイレに入って、個室でお世話をしながらトイレをさせてあげてたんですか?

志士ノまる:多目的トイレに一緒に入ったりしていました。私が見てる分にはできているんですが、便座にたどり着く前にズボンを下ろし始めて「ダメだよ、まだ下ろしちゃ!」ということもあったので……。だから、「男子トイレで個室に入る前に脱いでないかな?」と不安で。

ウォシュレットのボタンを誤って押してしまったことも


――また、今の公共トイレって妙にボタンが多かったりハードルがすごく上がっていますよね。

志士ノまる:以前、ホテルに泊まったとき、息子がウォシュレットのボタンを押してしまってバスルームがびしょびしょになったことがあるんです。ホテルだったからまだ良かったけど、公共の施設であれをやられたら大変(苦笑)。

あと、1人でトイレに行かせると危険な場合もあると聞いています。小さい子どもが好きな人にいたずらされそうになったり。そういう性犯罪って、男の子相手にもあるんですね。だから、「ここは危ないだろうな」という公園のトイレには1人で行かせていません。あと、「怖いことがあったら逃げてくるんだよ」とも教えています


――豆本に「こわい!とおもったらすぐにでてきてね」というページがあったのは、そういうことなんですね。

志士ノまる:私もひとり親で男子トイレにはついていけないので「イラストでいろいろ教えておいたほうがいいかな」と思い、この豆本を作りました。

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