子どもは和食が嫌いなの?
今や、世界から注目を集めている「和食」ですが、日本では外食の増加や食生活の欧米化により、認識が変化しているといいます。そこで、カンロ飴やピュレグミなどを展開する「カンロ」が、「和食に関する調査」を実施しその結果を発表しました。調査は、2024年9月、3~12歳のお子様と一緒に暮らす20~40代の男女1000人を対象にインターネット上で行われました。
自宅での食事やお弁当作りで和食を作ることがあるかを聞いたところ、「かなりある」「たまにある」を合わせると83.3%となり、家庭で和食を出す機会が多いことがわかりました。和食を出す頻度は週1~3日程度が最も多く、洋食やその他のジャンルの料理とバランスが取りながら和食を出している家庭が多いようです。
次に、栄養や健康面を考えて意識的に和食を作って出す(お弁当に入れる)ようにしているかを聞いたところ、「かなり意識している」「少し意識している」を合わせると62.3%となり、和食は栄養面においても日々の食事に取り入れたいと考えている人が多いことがわかります。
一方で、自宅での食事やお弁当作りで和食を作ることが「あまりない」「まったくない」を選んだ人を対象に、和食を作らない理由を聞いたところ、「手間がかかり作るのが面倒だから」(41.3%)がトップに。また、特に理由なく和食を作ることを避けている人も32.3%となり、和食=面倒な料理というイメージができている可能性が感じられる結果となりました。
子どもに和食を出す(お弁当に入れる)と残しがちだと感じることはあるかを聞いたところ、「かなり感じる」「多少感じる」を合わせると47.3%となり、半数近くの子どもが和食を避ける傾向に。さらに、和食を出す(お弁当に入れる)と子どもが嫌がることがあるかを聞いたところ、「かなり嫌がる」「多少嫌がる」を合わせると34.6%となり、全体の3分の1の子どもが和食を嫌がっていることがわかる結果となりました。
子どもに和食を積極的に食べてほしいと思うかを聞いたところ、「かなり思う」「多少は思う」を合わせると83.9%となり、和食を嫌がる子どもが多い中、作る側としては和食を食べてほしい気持ちがあることがわかる結果となりました。また、和食を食べてほしい理由を聞いたところ、「栄養バランスを良くするため」が72.3%となりダントツ1位に。次いで「魚や野菜を食べる機会になるから」(46.1%)、「季節の食材を食べられるから」(31.3%)という結果となり、身体のことを考えた食材を摂るためにも和食を食べてほしいと思っている人が多いことがわかりました。
調査を行ったカンロは、「家庭で和食を出す機会は定期的にある中、和食を出すと子どもがご飯を残しがちだと感じている人が多いことがわかりました。残すだけでなく、子どもが和食を嫌がるという家庭も全体の3分の1にのぼり、子どもの和食離れが浮き彫りになる結果となりました。一方で、毎日の食事を作る側は意識的に和食を作っている場合が多く、『子どもに和食を積極的に食べてほしい』と考えている人が調査対象の大多数であるということが判明しました。栄養面を考え、子どもに和食を食べてもらうためにも楽しみながら和食に触れ合う工夫が必要です」とコメントしています。
子どもは和食が苦手なのは食わず嫌いということででしょうか?
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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