たった3年で価値が7倍以上! 日本代表“快速アタッカー”が誇る右肩上がりの市場価格

 スコットランドでの充実した日々は確実に数字となって反映されている。サッカー統計機関「Transfer markt」日本語版公式Xアカウントが10月2日、セルティックで活躍する日本代表FW前田大然の最新市場価値について伝えた。

 同アカウントは、スコティッシュ・プレミアシップにおける中間アップデートが実施された結果、前田の市場価値が「750万ユーロ」となり、同選手にとって「キャリア最高額」になったと発表した。

 現在26歳の前田は、2016年に松本山雅FCでプロデビューを飾り、セルティックには2022年より加入。圧倒的なスピードと運動量を生かした前線からのハイプレスでチームを助け、同胞のFW古橋亨梧やMF旗手怜央と共に同クラブの中核を担っている。

 また、同日には欧州チャンピオンズリーグ第2節・ドルトムント戦に先発出場し、チームは1-7と大敗したものの、前田は開始9分に敵地シグナル・イドゥナ・パークで先制ゴールを奪う孤軍奮闘ぶりを見せていた。

「昨季よりチームを指揮するブレンダン・ロジャース監督からは、その高い献身性もあり、エースの古橋以上に評価されているとも目されています。『Transfer markt』によれば、前田はセルティックへの加入で一気に世界での市場価値を高めており、2021年の横浜F・マリノス時代には100万ユーロ(約1億6000万円)程だった金額が、翌22年には約500万ユーロ、そして、24年現在は750万ユーロ(約12億1000万円)にまで到達。わずか3年の間に7.5倍と急速に市場価値を上昇させています」(スポーツライター)

 先日は、ロジャース監督をして「チームの守備はFWからスタートするもの。そういった意味でいえば、世界のサッカー界で前田大然を超える選手は存在しないだろう」とまで言わしめた前田。ピッチ上でのハードワークぶりとゴールゲッターとしての価値は、右肩上がりの折れ線グラフによって完璧に証明されていると言えそうだ。

(木村慎吾)

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