地球温暖化が話題となることが多い近年ですが、2024年9月のイタリアは記録的な寒さになりました。
標高750メートルほどのところにあるローマ近郊の山の町では、9月の朝、9度を記録しました。
イタリアの山々には、その昔、食糧不足解消のために植樹された栗の木がたくさんあります。
9月には一気に栗のイガが膨らみ、10月の収穫を待ちます。
町のレストランに行くと、この寒さのためかすでに冬のメニュー「ポレンタ」がお目見え。
北イタリア発祥とされているポレンタは、トウモロコシの粉にお湯を入れて練り上げた料理です。
肉や腸詰を入れて煮込んだトマトソース、チーズ、季節のキノコなどをトッピングして、熱々を食べるのが王道。
このメニューが出てくると、イタリアも寒い季節に向かうなあという気分になります。
市場に行けば、まだまだトマトやインゲンマメなどの夏野菜が出回っていますが、急に空気が冷たくなると食べたくなるポレンタ。
レストランだけではなく、家庭でも登場頻度が高い一品です。
配信: ワウネタ海外生活