カンロは、3~12歳の子どもと一緒に暮らす20代~40代男女を対象に実施した「和食に関する調査」の結果を発表しました。
出しても残す、嫌がる……子どもの「和食離れ」が浮き彫りになる結果
※イメージ
調査ではまず、自宅での食事やお弁当作りで和食を作ることがあるか尋ねたところ、83.3%が「かなりある」「たまにある」と回答し、家庭で和食を出す機会が多いことがわかりました。和食を出す頻度についは、62.2%が「週1~3日程度」と答えています。
次に、栄養や健康面を考えて意識的に和食を作って出す(お弁当に入れる)ようにしているか聞いたところ、62.3%が「かなり意識している」「少し意識している」と答えました。
自宅での食事やお弁当作りで和食を作ることが「あまりない」「まったくない」を選んだ人を対象に、和食を作らない理由を聞くと、最も多い回答は「手間がかかり作るのが面倒だから」(41.3%)でした。「特に理由はない」という回答も32.3%と多く、和食=面倒な料理というイメージができている可能性が感じられる結果となりました。
簡単に作ることができればもっと和食を作りたいか尋ねたところ、70.7%が「かなり思う」「多少は思う」と答えました。前述の結果と合わせても、和食は「簡単ではない」「手間がかかる」というイメージがあり、家庭で作ること自体にもハードルがあることがうかがえます。
子どもに和食を出す(お弁当に入れる)と残しがちだと感じることはあるかを聞くと、47.3%が「かなり感じる」「多少感じる」と答えました。
さらに、和食を出す(お弁当に入れる)と子どもが嫌がることがあるか尋ねると、34.6%が「かなり嫌がる」「多少嫌がる」と答えていることから、全体の3分の1の子どもが和食を嫌がっていることがわかる結果となりました。
子どもが特に嫌がる和食メニューを尋ねたところ、ワースト1位は「和え物」(47.1%)でした。次いで「おひたし」(42.5%)、「きんぴらごぼう」(39.6%)となっています。
子どもに和食を積極的に食べてほしいと思うか聞くと、83.9%が「かなり思う」「多少は思う」と答えました。
和食を食べてほしい理由は、「栄養バランスを良くするため」(72.3%)が圧倒的に多く、次いで「魚や野菜を食べる機会になるから」(46.1%)、「季節の食材を食べられるから」(31.3%)となりました。
子どもと外食をする際、和食店や日本料理店を選ぶことがあるかを聞いたところ、57.5%が「かなりある」「たまにある」、42.5%が「あまりない」「まったくない」と答えました。
和食店や日本料理店を選ぶことが「あまりない」「まったくない」という人を対象に、選ばない理由を聞いたところ「値段が高いから」「子ども連れだと店に入りづらいから」(各35.3%)が最も多くなりました。20.2%は「子どもが和食を嫌いだから」と答えており、子どもの和食嫌いが外食でのお店選びにも大きく影響していることがわかりました。
調査概要
調査名:和食に関する調査
エリア:全国
調査対象:3~12歳の子どもと一緒に住んでいる20歳~49歳
サンプル数:男女 計1000人
調査期間:2024年9月13日~9月17日
調査方法:インターネット調査
調査会社:楽天インサイト
カンロ
(マイナビ子育て編集部)
配信: マイナビ子育て
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