単身赴任は、離婚に繋がる可能性があるということで多くの方々が不安を感じていることでしょう。
この記事では、単身赴任が離婚のリスクを高める理由やその対策について紹介いたします。
離婚の原因についてはこちらの記事も参考にしてください。
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1、 単身赴任は離婚に繋がりやすい?
単身赴任がきっかけとなる離婚率は全体の7%です。この数字は同居の約2倍。
つまりは、単身赴任は離婚に繋がりやすいのです。
単身赴任が必ず離婚に至るとはもちろんいえませんが、離婚に繋がりやすくなることは否めません。
単身赴任がきっかけで離婚する夫婦の約8割が夫の浮気によるものだといわれています。
確かに単身赴任は別居となるため夫は1人です。開放感もあり、寂しくも感じることでしょう。
その心の隙間を埋めてくれる女性が身近に現れた場合には、浮気につながるのかもしれません。
2、 単身赴任が離婚のきっかけになる5つの理由
では、単身赴任が離婚のきっかけになる理由を5つ見ていきましょう。
事前に理由がわかれば回避できるかもしれません。
(1)夫の浮気
断然多いきっかけは夫の浮気です。
夫は単身赴任先では1人で生活をする必要があります。開放感もありますし、浮気をしてもバレにくいという好条件が重なります。
そして、1人で暮らすのは寂しいものです。ついつい優しい女性がそばにいるケースでは浮気をしてしまう男性が多いのでしょう。
浮気をした夫としては、単身赴任先での少しの遊びという気持ちのことがほとんどでしょう。
問題は浮気をした夫を妻が許せないケースです。
そのような妻は、単身赴任先の夫の浮気には妻も目を光らせています。
そのため、浮気が露見する確率も高いのです。
妻は単身赴任を言い訳に浮気をした夫を許すことができずに離婚に至ってしまいます。
(2)妻の浮気
浮気をするのは夫だけとは限りません。
夫がいない寂しさを埋めるために妻が浮気をするケースも少なからずあります。
厄介なのは、女性の浮気は本気になりやすく、夫が妻の浮気を許せないことよりも女性自身が夫から心がなくなってしまうことです。
単身赴任の夫がいる妻は注意したいポイントになります。
(3)1人の方が快適だと気がつく
夫も妻も一人暮らしの快適さにハマってしまう可能性もあるでしょう。
夫は誰の目も気にせず仕事に打込めますし、お酒を飲むのも自由です。
また、女性も夫の帰宅を気にせず自分のペースで家事や育児ができるため、単身赴任中のお互いの生活は快適なものになるのかもしれません。
いざ、夫の単身赴任が終わってみた場合には、突然家族での生活が再スタートして辛く感じてしまう可能性があります。
「夫がいない方が良かった」
「妻が邪魔だ」
などとお互いに感じてしまった場合には、離婚のきっかけになることでしょう。
(4)金銭感覚の相違
単身赴任では、経済的に二重生活になります。
その際のお互いの金銭感覚の違いも決定的なすれ違いの元になり得ます。
夫に生活費を渡してもすぐに使ってしまう場合、反対に、単身赴任中に妻が夫の目を盗んで散財しているケースどちらも考えられるでしょう。
お互いに納得できないお金の使い方をしている場合でも離婚のきっかけになることに。
夫婦生活でお金の管理は大事なことです。少しのズレが決定的な事態を引き起こしかねません。
(5)久しぶりに会っても好きじゃない
男女共に陥りやすいのが、お互いに触れ合う機会やコミュニケーションが少なくなるとお互いに気持ちが離れてしまうということ。
せっかく久しぶりに会ってみても他人のように感じられます。
また、単身赴任中にお互いの容姿が変貌した場合には余計に感じるのかもしれません。
夫は、単身赴任中に食生活が乱れがちです。
そのため、急に太ったり、栄養不足で激やせ状態になるケースもあることでしょう。
久しぶりに会った夫が一気に老けていた場合には、妻は夫が好きではなくなるかもしれません。
反対に妻が夫の不在中に手抜きばかりをして自分ばかりか家の中までだらしがなくなっているケースでは夫が妻を嫌いになるケースもあります。
どちらも離婚のきっかけには十分な理由です。
配信: LEGAL MALL