初秋の冷え対策に。管理栄養士・木下あおいさんの「玉ネギ&ワンパン」で作る【週末ゆるっと!ずぼら腸活レシピvol.3】

初秋の冷え対策に。管理栄養士・木下あおいさんの「玉ネギ&ワンパン」で作る【週末ゆるっと!ずぼら腸活レシピvol.3】

がんばる女性にとって力尽きがちな週の後半に助かる「週末ゆるっと!ずぼら腸活レシピ」。平日の食生活の偏りで乱れがちな腸内環境を、お疲れな週末でも「美腸食材」と「道具ひとつ」で簡単に作れて腸活やプチ不調にも役立つレシピをご紹介。第3回目は初秋の冷えに着目した!食物繊維とオリゴ糖が豊富で善玉菌を増やすのに最適な「玉ネギ&フライパン」で作るずぼら3品。管理栄養士・腸活プランナーの木下あおいさんに教わった。

「玉ネギ」?「ワンパン」で簡単!腸活で冷え対策

和洋中のジャンル問わずおいしさを発揮する「玉ネギ」。腸活や冷え対策にも”いいこと”とは?

冷たい飲み物や食べ物、冷えた部屋で過ごした夏の生活習慣によって腸の冷えが蓄積する秋。「腸が冷えると、消化吸収力が落ちて代謝が下がり、エネルギー(熱)を生みづらく冷え体質を加速させます。そして便秘や下痢、月経前症候群や倦怠感などさまざまな不調に。冷え対策のポイントは、消化吸収力を上げ、代謝を促して熱を作ることと、熱を運搬する血流をよくすることです」

そこでおすすめなのが「玉ネギ」。「玉ネギは発酵性食物繊維とオリゴ糖が豊富に含まれています。これらは腸の善玉菌のエサになり代謝分解される過程で短鎖脂肪酸を作り出します。短鎖脂肪酸によって腸内環境が整い消化吸収がスムーズになると腸を元気にしてくれます。そして代謝が上がり、エネルギーを作れるため冷え対策に効果が期待できます。

また玉ネギに含まれるアリシンという成分が体を温めて血流をよくします。短鎖脂肪酸とアリシンのふたつに加え、温かい料理を食べることも冷え対策になります」(木下さん)

<3つのいいこと>
・消化・吸収を改善し、エネルギーを産生して代謝アップ
・アリシンで血流をスムーズにしてほかほかに
・温かい料理で体の内側の温度をアップ

ずぼら「ワンパン」ポイント

道具ひとつで完結するのに豪華おかずができると注目の「ワンパン」レシピ。今回は直径24㎝以上のフライパンに食材を入れ、ぴったりふたをしたらほったらかしに。蒸し焼きだと野菜の水分だけで調理するのでうま味が凝縮。簡単なだけでなく、洗いものが少ないのもずぼらテクです。
・洗い物も少ない
・ほったらかし調理ができる
・食材のうま味が凝縮

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