なぜ給付金があるの?B型肝炎訴訟とは
国による集団予防接種で注射器の使いまわしによりB型肝炎に感染した被害者がその賠償を求めるための訴訟です。
B型肝炎の国内感染者は約110万~140万人(およそ100人に1人)。集団予防接種等による感染被害者は全国に約45万人、国内最大級の感染症とも言われています。
※第204回国会に提出されたB型肝炎特措法改正法案添付資料「概要」参照
現在、すでに10万人以上の方と和解が成立しています。※2024年1月末現在
いくらもらえる?支給金額の例
病態と給付金額別の実際にもらえる金額は以下のとおりです。
病態等
給付金額
死亡・肝がん・肝硬変(重度)(発症後20年を経過していない方)
3600万円
死亡・肝がん・肝硬変(重度)(発症後20年以上経過している方)
900万円
肝硬変(軽度)(発症後20年を経過していない方)
2500万円
肝硬変(軽度)(発症後20年以上経過した方で、現に治療を受けている方等)
600万円
肝硬変(軽度)(発症後20年を経過した方で、現在は治癒している方)
300万円
慢性B型肝炎(発症後20年を経過していない方)
1250万円
慢性B型肝炎(発症後20年以上経過した方で、現に治療を受けている方等)
300万円
慢性B型肝炎(発症後20年以上経過した方で、現在は治癒している方)
150万円
無症候性キャリア(感染後20年を経過していない方)
600万円
無症候性キャリア(感染後20年以上経過した方)
50万円+検査費用等(※1)
1 定期検査費として別途「慢性肝炎等の発症を確認するための定期検査費」、「母子感染防止のための医療費」、「世帯内感染防止のための医療費」、「定期検査手当(※2)」が支給されます。
2 定期検査を受けるための交通費その他の費用として、年2回を限度として定期検査1回につき1万5000円
配信: LEGAL MALL