ここ数年で脱毛をする人や専用のアイテムが市場に多く登場してきたことで、ケアが浸透してきたVIO(デリケートゾーン)。とはいえ、日常に取り入れている人はまだまだ少なく、トラブルを抱えている人が意外と多いのも実情。そこで、VIOケアの重要性について考えてみました!
お話を聞いた先生は…
大島乃里子先生/クレアージュ東京レディースドッククリニック婦人科顧問、日本産科婦人科学会専門医、日本婦人科腫瘍学会専門医、医学博士。女性医学の専門医として思春期から老年期までの女性の生涯におけるヘルスケアを担っている。
おりものの状態をCHECK ! 異常を感じたら、即婦人科へ
おりものは、健康状態を知るバロメーターでもあるので常に状態をチェックして。「酸っぱいにおいがしたり、色が茶色かったり、また酒粕状のものが出たりした場合はカンジダ膣炎や細菌性膣症が疑われます。迷わず婦人科で診察を受けてください」。40代に入ったら、相談のできるかかりつけ医をもっておくことも安心につながります。
大島先生が顧問を務める女性のための人間ドックを専門に行うクリニック。自分に必要なプランなどをWebサイトで確認できます。
クレアージュ東京 レディースドッククリニック
東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル北館17F
0120-815-835
YOU検診30代以上 ¥37,400(子宮・卵巣、大腸、乳房の検査)
バランスのよい食事と、十分な睡眠を取る
日々のケアも大事ですが、デリケートゾーンとからだの状態は直結しているもの。健康であることが一番重要。「バランスの取れた食事や、毎日十分な睡眠を取って免疫力を高めることが最も重要なんですよね。からだが元気なら膣内状態も良好なことがほとんど。逆に体調が悪いと、乾燥が進んだりトラブルも増えがちです」。特に閉経前後は、ストレスをなるべく溜めず、栄養をしっかり摂ってからだが元気な状態であることが大切。適度な運動も取り入れて、元気ですこやかな毎日を送れるよう意識したいものです。
タンパク質、炭水化物、脂質の3大栄養素を、3食しっかりバランスよく。
illust:ASAMI HATTORI
otona MUSE 2024年10月号より
配信: オトナミューズウェブ
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