「本当に残酷だと思うんですよ」真意とは?
京都大学に通う学生(19歳)がX(旧ツイッター)で発信した投稿が注目を集めています。「あのね、『お酒は20歳になってから』、この法律本当に残酷だと思うんですよ」という書き出しから始まるこの投稿、果たして発信者の真意とは? そして、あなたは彼に共感しますか?
投稿したのは、ぽ(@ckmtkj334)さん。京大農学部の2回生です。ぽ さんが2024年10月6日(日)に投稿した内容は、「あのね、『お酒は20歳になってから』、この法律本当に残酷だと思うんですよ。/ぼく誕生日1月24日で、20歳になるのは大学2年の冬なんですよね。/大学4年間中、お酒飲めるのたった2年だけなんですよ、、、。せっかくの人生の夏休みなのに、合コンとかで飲めるの後半2年だけなんですよ。」というもの。
これにはさまざまな意見が寄せられ、「未成年が飲むと脳に悪影響があると言うから」「海外では18歳からOKの国もあるのにね」「めっちゃ同意。全員同時解禁にしてほしい。成人式からとか」など賛否のほか、「そんなに飲みたい? 別にお酒なくてもコミュニケーションは取れるし」「自分、2浪したので4年飲めます」「投稿者も浪人すればよかったんじゃ?」「法律ちゃんと守ってるんだ!」「気にせず飲めば?」など、あらぬ方向へ話が飛ぶリプライ(返信)も見られました。
投稿者の ぽ さんに、発信内容の真意について尋ねました。
Q.ぽ さんが普段参加される飲み会は、お酒の勢いで盛り上がるタイプが多いですか? また、そういった場面で ぽ さんは、どのように振る舞っていますか。
「個室で大盛り上がりする場合もありますが、基本的にはしっとり飲むタイプの飲み会が多いです。ソフトドリンクでも楽しめますが、周りから『飲めないから誘いづらい』『飲んでないのが気まずい』と言われる場面は少なくないですね」
Q.今回の投稿へのXユーザーたちの反応を見て、どのような感想を持ちましたか。
「浪人生のアカウントから『2浪すれば良いのに』とか、社会人のアカウントから『20歳未満でも飲めばいい』とかいうリプライが来ましたが、そういうことじゃないんだよな、と。まずお酒を飲むために浪人って何やねん」
「20歳未満は入れないお店があったり、このお酒がおいしいよと言う同級生がいたり、合コンや飲み会など酒飲みの特権みたいなイベントもあります。お酒が飲めるというのは、20歳未満の立場からするととてもうらやましい。もちろんシラフでも楽しめるし周りを退屈はさせないと思うんですが」
「ただ、次の日を気にせずお酒を楽しめる場が多いというのは、大学生の特権ではないでしょうか。それなのに現役生かつ早生まれの人にとっては、その期間が2年間しかないというのは不平等で残酷な気がしたんです。そういう思いを発信したかったので、その意図をくみ取らないXユーザーがいて……、少し戸惑いもありました」
Q.飲酒関連以外に、早生まれで損や得を感じたことはありますか。
「損をしたこと、他には特にないですね。得をしたことも思い付きません。しいて言うなら(自分の誕生日がある)1月末は入試や大学の期末試験などがあるので、誕生日を素直に祝えない年が多かったです」――
現役で大学進学した場合、早生まれでは最長で“在学中の半分”に当たる2年間、飲酒できない期間が生じます。この不平等を訴える ぽ さんの主張、あなたはどのように受け止めますか?
(LASISA編集部)
配信: LASISA
関連記事: