何このポーズ…!躍動感たっぷりの猫写真から目が離せない。飼い主さんに撮影裏話を聞いた

何このポーズ…!躍動感たっぷりの猫写真から目が離せない。飼い主さんに撮影裏話を聞いた

 猫は四足歩行の動物です。でも、一瞬を切り取るとこんな写真も撮れちゃう!


 風船を持ってこちらを見つめるアンニュイな猫の写真を撮影したのは、この猫の飼い主である小野一俊さん(@kazutoshi_ono_)。今まで数多くの猫写真をSNSにアップし、そのたびに大きな話題を巻き起こしてきました。

なぜ、このような写真を撮るようになったのか? 直接、ご本人に聞いてみました!

わんぱくな猫を撮っていると自然とユニークな写真に

――もともと、猫はお好きだったんですか?

小野:嫌いでもないですけど、そこまで好きというわけでもなくて。普通だったと思います。ただ、2020年に宮城県の田代島に行ってから変わりました。歩けば猫がいるような“猫島”と呼ばれる場所で、そこにいたらだんだん猫が好きになっていったんです。

以来、田代島へ通うようになったのですが、2021年に島の猫の面倒を見ている施設が閉鎖することになったんです。そこで生まれたばかりの子猫のもらい手を探していると聞き、「通わせてくれてありがとう」という恩返しの意味で2匹を引き取りました。

その子たちは島の猫なので野生児で、運動するのが大好きです。走り回って遊んだり、いろんなものに飛びついたり。だから、必然的にこんな写真が撮れるようになったのだと思います。

最初の作品では“狩り遊び”の様子を捉えた

――このような独特の猫写真は、いつから撮り始めるようになったのですか?

小野:2021年10月からです。最初に撮ったのは、決定的瞬間を捉えた一枚です。


――うわーっ!

小野:遊んでいる姿を撮ろうとしていただけで、本当に偶然でした。ライオンって逃げる獲物を襲うのではなく、後ろからそ~っと近づいたり、草むらに隠れながら襲うじゃないですか? 猫も同じです。

右にいるジン君(3歳)がカーテンに隠れながらお姉ちゃん猫のウミちゃん(3歳)に飛びかかろうとしている。猫ってこういう“狩り遊び”を通じ、「どれだけ力を入れていいか?」「ここまで力を入れちゃダメだ」とシミュレーションをするんです。

一方、撮る側からすると「こうなるだろう」と予測ができない。襲うなら床を這いながらスッと突進したほうが距離も短いし、相手にもバレないはずです。だから、まさか上から飛びつくとは思わなかった。ただ、ジン君も「無駄な動きをしているな」と気づいたのか、今は下から突進するようになりました(笑)。

――猫は頭がいいので、やっぱり学んだんですね!

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