救急外来診療とは? | 生命の危険にある患者を救う救急外来診療について

救急外来診療とは? | 生命の危険にある患者を救う救急外来診療について

救急外来診療での2つの対応

救急外来診療ではまず、診察・検査により、けがや病気の重症度を判断します。軽症だと判断されればその場では応急処置のみを行い、専門科での平日の外来予約を促すのが一般的です。生命の危険があるなど重症の場合には、その場で専門科の医師を呼び出し治療に対応します。

このように救急外来診療では、緊急性の判断と、専門科の医師へ引き継ぐための応急処置という、大きく分けて2つの対応を行なっています。

軽症の患者にとって救急外来診療は、通常の外来診療への「つなぎ」的な位置づけとなります。救急外来診療の目的はあくまでも、救急車で搬送されるような緊急事態にある患者だということです。救急外来診療は病院の時間外窓口ではなく、生命の危険にある患者を救うための場所であることを理解しておく必要があります。

かかりつけ医の重要性

誰もが安心して受診できる救急外来の維持には、かかりつけ医の存在が重要です。かかりつけ医の存在があることで、安易に救急車を呼んだり、軽症にもかかわらず夜間・休日に救急外来診療を利用したりすることが軽減できるとされています。

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