DVとは何か?6つのタイプと実例、加害者の特徴と背後にある要因を解説

DVとは何か?6つのタイプと実例、加害者の特徴と背後にある要因を解説

3、DVをする人の特徴

DVをする加害者男性には次のような特徴があります。

独占欲が強く嫉妬深い
男尊女卑の考えが強い
自分に自信がなく自己肯定感が低い

さらに、夫婦間のDVは当事者たちに暴力という意識が薄い、第三者から発見されにくいという特徴があります。

夫婦間のDVの特徴について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考になさってください。

4、DVは5つの法定離婚事由の1つ

DVは民法770条1項5号に定められた「婚姻を継続し難い重大な事由」の一つに挙げられます。

(1)法定離婚事由とは

民法770条1項では、次に挙げる一定の事由がある場合には、裁判によって離婚できると定めています。

この事由を法定離婚事由と言います。

一 配偶者に不貞な行為があったとき。

二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。

三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。

四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。

五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

参考:民法

(2)「その他婚姻を継続し難い重大な事由」とは

DVや暴力は民法770条の法定離婚事由に規定されていませんが、実際の裁判では5つ目の「その他婚姻を継続し難い重大な事由」にあてはまるとして、訴訟を提起できる可能性があります。

ただし、「何度も平手で殴られた」「屈辱的なことを繰り返し言われた」と訴えるだけで証拠がなければ棄却されてしまうため、裁判に訴える際は診断書や傷の写真等の証拠を必ず準備しておきましょう。

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