高校時代にやっておけばよかったことは?
「nucwatt」が、「高校時代にやっておくとよいことに関する調査」を実施し、その結果を発表しました。調査は、2024年9月29日~10月7日の期間、大学生、大学院生、20~30代社会人317人を対象にインターネット上で行われました。
それによると、「高校時代にやっておくとよいこと」について、1位は「好きなことを見つけて取り組む」でした。
「自分の時間を自由に使うことができる瞬間が一番多いのは学生のうちだと思う。少しでも好きだと思うことは思いっきり時間を使って取り組んでみた方がいい」(大学生・男性)
「自分が夢中になれるものを何か一つでも見つけることができると高校生活が充実したものになると思う」(社会人20代・女性)
「なぜ勉強するのか、どんな仕事に就くべきかについて、自分の好きなことに思いっきり取り組んだ後に考えると、とても有意義な答えが出ると思う」(社会人30代・男性)
など、高校時代に好きなことを見つけて取り組むことができると、高校生活が充実するだけでなく、将来の仕事やキャリアについて考えるうえでも大いに役立つという声が多数見受けられました。
2位「心から叶えたいと思う夢を持つ」でした。
「高校時代に将来のことを考えずに大学受験をしたものの、入学後に燃え尽き症候群みたいな感じになってしまった。就活でも自分の気持ちが分からないまま進めてしまい後悔している」(社会人30代・女性)
「自分が本当にしたいことやなりたい自分がある人とそうでない人とでは、モチベーションに雲泥の差がある」(社会人30代・男性)
「高校生のうちになりたいものややりたい仕事を見つけないと、大学に入ってからも結局だらだらしてしまい、適当な就職するという流れになるケースが周りで多いと思う」(社会人20代・男性)など、高校時代に「心から叶えたい夢」や「なりたい自分」を持つことが、その後の進路選択や職業選択において重要であると考える人が多いようです。
3位「友人や知り合いとの関係性を深める」が続きました。
「高校生活はその時にしか味わうことのできない青春。その時に色んなことを分かち合える友達がいると卒業した後も思い出として心に残ると思う」(大学生・男性)
「社会人になり本当の友達がいない人を目にします。良い関係の友達がいるだけで社会人になってから困難があっても乗り越えられたりするもの」(社会人30代・男性)
「私は恋愛を優先したあまり、高校で友達と十分に遊ぶことができずに今後悔している。高校時代に親友といえる深い関係性の友達ができると一生物だと思う」(社会人20代・女性)
など、高校時代に友人や知り合いとの関係性を深めることが、その後の人生で大きな支えになるという声が多くありました。
このように、調査を行った「nucwatt」は、「大学生や若い社会人が自己実現や人間関係の充実を強く求めていることがわかりました」と分析しています。また、同社代表取締役の野上琢磨さんは、「多くの高校生にとって、高校生活の大部分は勉強と部活動です。目の前にある勉強と部活動に一生懸命取り組むことはもちろん大事なことですが、一度立ち止まって、自分の内面に目を向けて自己理解を深めることや、それを通して将来の夢や目標を考えることが大事です」と、アドバイスしています。
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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