「遅刻しがち」「仕事や家事にとりかかれない」のは性格のせいじゃない!ラクに時間を管理するコツとは<漫画>

「遅刻しがち」「仕事や家事にとりかかれない」のは性格のせいじゃない!ラクに時間を管理するコツとは<漫画>

あなたの「つまづき」は何なのか

なぜかスタートダッシュが苦手な人、スマホやパソコンでつい脇道に逸れてしまう人。なぜあなたは時間泥棒にひっかかってしまうのでしょうか。

新たな課題に取り組む時、ダイエットなどの目標をかかげた時、なかなか実行できない。「スタート」は膨大(ぼうだい)なエネルギーを使います。おまけに、不安や面倒くさいといったネガティブな感情も同時に沸き上がってきませんか。

こうなると何かと自分にいいわけをして、着手できなくなってしまうのです。そんな膠着(こうちゃく)状態からいち早く抜け出すには、「スタート」のハードルを低く設定するのが効果的。まずはできることからはじめていきましょう。

仕事が順調に進んでいたのに、いつのまにか別のことをやっていた、勉強していたのに、部屋の片づけをはじめた。情報過多の世の中で、「脱線防止」は至難の業かもしれません。スマホにロックをかける、BGMは音楽一択にするなど、意識的に情報を遠ざけるのが得策です。

「つまづく」のは脳のクセが原因

人によって「つまづく」ポイントは異なりますが、すべての原因は脳のクセにあるといいます。

「一人ひとりの外見が違うように、脳だって得意不得意があって当然」と本書。苦手な分野を知って、そこをうまく解きほぐしていけばいいのです。

時間管理が苦手な人の脳の特徴は、①抑制制御(がまん)が苦手、②時間感覚が不正確、③報酬遅延勾配が急(ごほうびを待てる時間が短い)、この3つ。

たいていの人が、がまんは苦手ではないでしょうか。物事をやり遂げること、目標を達成することは、努力やがまんが必要となってきます。

努力とがまんの先に喜びが待っていると理解していても、がまんから逃げてしまうのです。それが「脳のクセ」だから。

本書いわく「『がまんする力』は鍛えて強くなるものではない」。つまり、誘惑や外的な刺激を減らしたほうが即効性が高いのです。

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